金閣寺の歴史を小学生向けに解説|焼失・再建と3つの階のひみつ

鏡湖池のほとりに立つ金色の金閣と緑の庭園を描いた教育イラスト 歴史・社会
スポンサーリンク

金閣寺は、室町幕府の3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)が、1397年に造った山荘をもとにしたお寺です。

正式な名前は鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。金色に見える建物は「金閣」とよばれる舎利殿(しゃりでん)です。

ただし、今見られる金閣は1397年から残っている建物ではありません。1950年に焼け、1955年に再建されました。ここを知っておくと、金閣寺の歴史を正確に説明できます。

スポンサーリンク

金閣寺を一言でいうと?

金閣寺は、京都市北区にある臨済宗相国寺派(りんざいしゅうしょうこくじは)のお寺です。

「金閣寺」は広く使われている呼び名で、正式名は鹿苑寺です。お釈迦(しゃか)さまの骨をまつる舎利殿が金色でよく知られているため、寺全体も金閣寺と呼ばれるようになりました。

京都市の案内によると、鹿苑寺は1994年に世界文化遺産へ登録されました。正確には、金閣寺だけで一つの世界遺産なのではなく、17の寺社や城で構成される「古都京都の文化財」の一つです。

スポンサーリンク

金閣寺の歴史を年表で見よう

できごと
1397年足利義満が北山に山荘「北山殿(きたやまでん)」を造る
1408年義満が亡くなった後、北山殿がお寺へ改められていく
1950年放火によって金閣が焼失する
1955年金閣が再建される
1987年漆(うるし)の塗り直しや金箔の張り替え修理が行われる
1994年「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録される

始まりはお寺ではなく山荘だった

足利義満は1397年、京都の北山に「北山殿」という山荘を造りました。山荘とは、町なかを離れた場所に造る別の住まいのことです。

義満が亡くなった後、北山殿は禅寺へ改められました。そして、義満の法号(ほうごう)「鹿苑院殿(ろくおんいんでん)」から二文字を取り、鹿苑寺と名付けられました。法号とは、仏教で使われる名前です。

今の金閣は1955年に再建された

金閣は1950年の放火で焼けました。その5年後の1955年、もとの姿を参考に再建されました。

「足利義満の時代から同じ建物がそのまま残っている」と思いやすいので、調べ学習では今の金閣は再建された建物と書くと正確です。

スポンサーリンク

なぜ「金閣寺」と呼ばれるの?

金色の建物の正式な役割は舎利殿です。舎利とは、お釈迦さまの骨を意味します。この舎利殿が「金閣」と呼ばれ、とても有名になったため、鹿苑寺全体が金閣寺という名前で親しまれています。

金箔が張られているのは主に2階と3階です。1階まで全部が金箔というわけではありません。

スポンサーリンク

3つの階は造りがちがう

金閣は3階建てで、それぞれの階に異なる建築の特徴があります。

  • 1階「法水院」:貴族の住まいに使われた寝殿造(しんでんづくり)の特徴
  • 2階「潮音洞」:武士の住まいを思わせる武家造(ぶけづくり)の特徴
  • 3階「究竟頂」:禅宗のお堂に見られる仏殿造(ぶつでんづくり)の特徴

一つの建物に貴族・武士・禅宗の文化が重なっているところが大きな特徴です。2階と3階は漆を塗った上に金箔が張られ、屋根の上には中国の伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」があります。

スポンサーリンク

庭園も大切な文化財

金閣の前には鏡湖池(きょうこち)という大きな池があります。風が弱い日には、水面に金閣が映ることがあります。

鹿苑寺の庭園は、国の特別史跡特別名勝に指定されています。特別史跡は歴史上とても大切な場所、特別名勝は景色や庭園として特に価値が高い場所に付けられる区分です。

スポンサーリンク

金閣寺と銀閣寺はどう違う?

比べる点金閣寺銀閣寺
正式名鹿苑寺慈照寺
関係する将軍足利義満足利義政
時代室町時代の前半室町時代の後半
外観2階と3階に金箔銀箔は張られていない

人物について詳しく知りたいときは、足利義満は何をした人?も読んでみてください。銀閣寺との違いは、銀閣寺の歴史と見どころで確認できます。

スポンサーリンク

今日のポイント|調べ学習で使えるまとめ

  • 正式名は鹿苑寺で、金閣寺は広く使われる呼び名
  • 足利義満が1397年に造った北山殿が始まり
  • 義満の死後、禅寺へ改められた
  • 現在の金閣は1950年の焼失後、1955年に再建された
  • 3つの階で建築の特徴が異なる
  • 庭園は特別史跡・特別名勝に指定されている
  • 1994年、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録された
スポンサーリンク

金閣寺についてのよくある質問

金閣寺の正式な名前は何ですか?

鹿苑寺です。よく知られている舎利殿「金閣」から、金閣寺と呼ばれています。

金閣寺を造ったのはだれですか?

室町幕府3代将軍の足利義満です。1397年に山荘「北山殿」を造り、義満の死後に禅寺へ改められました。

金閣寺は本当に全部が金でできていますか?

いいえ。建物そのものが金のかたまりなのではありません。主に2階と3階で、漆を塗った上に金箔が張られています。

今の金閣は室町時代から残っていますか?

いいえ。1950年に焼失し、現在の金閣は1955年に再建されたものです。

見学時間や料金はいつ確認すればよいですか?

時間や料金は変わる場合があります。出かける前に金閣寺公式サイトで最新情報を確認してください。

スポンサーリンク

参考資料