ノートを買うとき、お店で「このノートは○円です」と言われます。お金を渡せば、ノートと取りかえられますね。
お金は、ただの硬貨や紙ではありません。物やサービスをやり取りしやすくするための、大切な約束です。この記事では、お金の3つの役割を身近な買い物から見ていきます。
お金は何のためにあるの?
お金は、みんなが「これで支払いができる」と信じて使うものです。パン、えんぴつ、電車に乗るサービスなど、いろいろな物やサービスと取りかえられます。
もしお金がなかったら、ほしい物どうしを直接取りかえる物々交換(ぶつぶつこうかん)をすることになります。たとえば、あなたが持っている色えんぴつと、友だちが持っているノートを交換するような方法です。
でも、友だちが色えんぴつをほしくなければ、交換はできません。お金があると、先に色えんぴつを売ってお金にし、あとでそのお金でノートを買えます。

お金の役割は3つある
金融経済教育推進機構(J-FLEC)は、お金には3つの役割があると説明しています。むずかしく見えても、買い物の場面で考えると分かりやすいです。
1. 物やサービスと交換する
一つ目は、支払いに使って物やサービスと交換する役割です。100円を渡して消しゴムを買うとき、お金が交換の間に入っています。
お店の人は消しゴムを渡し、受け取ったお金で別の物を買えます。だから、たくさんの人がいる町でも、やり取りを続けやすくなります。
2. 値段をくらべるものさしになる
二つ目は、物やサービスの価値をはかるものさしになる役割です。ノートが120円、おにぎりが150円のように、同じ「円」で表すと値段をくらべられます。
値段が高い物が、いつも自分にとって必要とは限りません。何に使うのか、どれだけ必要かもいっしょに考えます。
3. あとで使うためにためておける
三つ目は、今すぐ使わない分を、あとで使うためにためておける役割です。おこづかいを少しずつ残して、ほしい本を買うために貯める場面を想像してみましょう。
ただし、貯めれば必ず何でも買えるとは言えません。物の値段は変わることがあります。自分だけで決めず、家族と目的や使い方を話すと安心です。

現金とキャッシュレスはどうつながる?
硬貨やお札を渡す方法を現金での支払いといいます。カードやスマートフォンなどを使うキャッシュレスの支払いもあります。
見た目はちがっても、どちらも「支払いを終える」ための方法です。キャッシュレスでは、いつ引き落とされるのか、だれの許可が必要かを大人と確認して使うことが大切です。
日本銀行の子ども向け教材では、お金の3つの機能のほか、お金を預かる・送る・仲立ちする銀行の役割も紹介されています。日本銀行については、日銀って何をしているところ?も読んでみてください。
家族で確かめたい3つのこと
- 買う前に値段を見る
同じような物でも、値段や量がちがうことがあります。 - 自分の情報をむやみに渡さない
カード番号や暗証番号は、家族以外に教えません。困ったらすぐ大人に相談します。 - 目的を決めて使う
使う分、残す分、だれかのために使う分を考えると、選びやすくなります。
お金の使い道は、社会を動かすことにもつながります。集めた税金がどこに使われるかは、税金の使い道の記事で確かめられます。
今日のポイント
- お金は、物やサービスをやり取りしやすくするための約束です。
- お金には、交換する・値段をくらべる・あとで使うためにためる、3つの役割があります。
- 物々交換では、ほしい物どうしが一致しないと交換がむずかしくなります。
- 現金もキャッシュレスも、支払いをする方法の一つです。
- お金を使うときは、値段、目的、安全を家族と確かめます。
よくある質問
お金は、硬貨とお札だけですか?
硬貨とお札は現金です。ほかにも、銀行の預金を使った振り込みなど、支払いにつながる仕組みがあります。使える方法やルールは場面によって違います。
キャッシュレスなら、お金を使った感じがしなくても大丈夫?
画面を押すだけでも、支払いになることがあります。使う前に値段と支払いのしくみを確認し、大人と決めたルールを守りましょう。
お金をためることだけが大切ですか?
いいえ。必要な物や経験に使うことも、お金の大切な役割です。何のために使うかを考え、今使う分とあとで使う分のバランスを家族と話してみましょう。
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