小学生でもわかる!連立方程式の基本と解き方をやさしく解説

数学・算数
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連立方程式は、2つの式を同時に使って「2つのわからない数」を見つけるための方法です。

たとえば、ある数とその2倍を合わせた合計など、2つの条件があるときに使います。

この記事では、連立方程式のしくみや、解き方を小学生にもわかりやすく解説していきます!

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連立方程式って何?2つの式を使って解く方法

先生
先生
連立方程式(れんりつほうていしき)は、2つの式を使って2つのわからない数を見つける方法なんだ。
だいち
だいち
2つの式を同時に使うって、なんだか不思議だね。
先生
先生
そうだね。連立方程式は、1つの式だけではわからないことが、もう1つの式を合わせることで解けるようになるんだよ。

連立方程式のしくみ

連立方程式では、2つの「方程式(ほうていしき)」を同時に使って2つの数(変数)を求めます。

たとえば、次のような連立方程式があったとしましょう。

例:
1つ目の式:x + y = 10
2つ目の式:x – y = 2

このとき、xとyの2つのわからない数を求めるために、2つの式を使っていきます。

さくら
さくら
2つの条件を合わせて考えると、わからない数が見つかるんだね!

どうして2つの式が必要なの?

連立方程式では、1つの式だけではxやyの正しい数を見つけることができません。

たとえば、

「x + y = 10」だけでは、xが6のときyは4だし、xが7ならyは3と、答えがたくさんありすぎて決まらないのです。

でも、もう1つの条件「x – y = 2」を合わせると、正しい答えが1つにしぼれるようになります。

だいち
だいち
2つの条件がそろうと、はっきりとした答えが出るんだね!

連立方程式は、2つの式を同時に使うことで、1つだけではわからない答えを見つけられる方法です。

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連立方程式を簡単に解く方法を見てみよう!

先生
先生
連立方程式は2つの式を足すと、片方の文字(xかy)が消えて、もう一方の文字の答えが見つかるんだよ。今回は、この方法をわかりやすく説明するね!
だいち
だいち
2つの式を足して消す?どういうことか、詳しく知りたいな!

2つの式を足し算して解く

次の連立方程式を使って、xとyを見つけてみましょう。

例題

1つ目の式:x + y = 10

2つ目の式:x – y = 2

ステップ1:同じ文字が消えるように、2つの式を足す

連立方程式は、「xとyの2つの文字」を同時に使って答えを見つける方法です。

このままではどちらも不明なので、「足し算をして、yを消す」工夫をしてみましょう。

1つ目の式と2つ目の式を足してみると

(x+y)+(x−y)=10+2(x + y) + (x – y) = 10 + 2(x+y)+(x−y)=10+2

ステップ2:yが消えて、xだけの式が残る

このように2つの式を足すと、「+y」と「-y」が打ち消し合って消えます。

すると、こうなります。

2x=122x = 122x=12

先生
先生
2つの式を足すことで、「y」が消えて「xだけの式」になるんだ。

ステップ3:xの値を求める

「2x = 12」という式だけになったので、あとはxの値を求めるだけです。

x=12÷2=6x = 12 ÷ 2 = 6x=12÷2=6

だから、x = 6 です!

ステップ4:xの値を使ってyを求める

次に、さっき見つけた「x = 6」を使ってyの値を求めます。

x = 6を、1つ目の式「x + y = 10」に入れます。

6+y=106 + y = 106+y=10 y=10−6=4y = 10 – 6 = 4y=10−6=4

だから、y = 4 です!

さくら
さくら
xが6で、yが4ってことか!足すだけで1つの文字が消えて、計算が楽になったね。

連立方程式では、2つの式を足し合わせて片方の文字を消し、もう一方の文字を求める方法が使えます。

この方法なら、難しい計算をしなくても解けるようになりますよ!

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連立方程式が役立つ場面ってどんなとき?

先生
先生
連立方程式は、実は身近なところでも使われているんだよ!どんな場面で役立つのか、一緒に見てみよう。
だいち
だいち
連立方程式が、日常生活でも使われているなんてびっくり!

1. お買い物で合計金額から値段を知りたいとき

たとえば、お店でリンゴとオレンジを買ったけれど、個別の値段がわからないとします。

でも、合計金額とそれぞれの個数がわかっていれば、連立方程式で1つずつの値段を計算できます。

「リンゴ1個とオレンジ2個で合計300円だった」という状況で、リンゴとオレンジの値段を求めるときに使えます。

2. 移動時間や速さを計算したいとき

バスや自転車を使って移動するとき、合計の時間や距離がわかっていれば、それぞれの速さや移動時間を求めることができます。

たとえば、「学校まで自転車と徒歩で1時間かかるけど、両方の速さはわからない」というとき、連立方程式でそれぞれの移動時間を見つけることができます。

3. パズルや謎解きでも活躍!

2つの条件をもとに答えを見つけるパズルや謎解きにも、連立方程式が役立ちます。

どちらかの条件だけではわからないことが、2つ合わせると解けるのが連立方程式の面白いところです。

たとえば、「箱に赤いボールと青いボールが入っているけれど、色ごとの数がわからない」というとき、2つの条件をもとに数を見つけられます。

4. 図形の長さや面積を求めたいとき

図形の長さや面積の問題にも連立方程式は使えます。

長方形や三角形の面積や周囲の長さがわかっているとき、それぞれの辺の長さを求めるのに役立ちます。

「長方形の面積が20平方センチメートルで、周りの長さが18センチメートルのとき、縦と横の長さを求める」などの問題を解くことができます。

さくら
さくら
連立方程式って、いろんなところで使われているんだね!
先生
先生
そうだね。お買い物からパズルまで、連立方程式を知っていると役立つことがたくさんあるんだよ!

連立方程式は、お買い物、移動、パズル、図形の計算など、さまざまな場面で使える便利な方法です。

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連立方程式の練習問題に挑戦!

先生
先生
さあ、実際に連立方程式の練習問題をやってみよう!基本的な問題から始めるとわかりやすいよ。
だいち
だいち
よし、チャレンジしてみる!

問題1:りんごとみかんの値段を求めよう!

問題:りんご1個とみかん1個を合わせた値段が150円です。りんご1個とみかん2個の合計は200円です。りんご1個とみかん1個の値段をそれぞれ求めましょう。

解き方

  1. 方程式を作る
    • 1つ目の条件「りんご1個とみかん1個で150円」:x + y = 150
    • 2つ目の条件「りんご1個とみかん2個で200円」:x + 2y = 200
  2. 引き算してyの値を求める
    2つの式を引き算します。(x+2y)−(x+y)=200−150(x + 2y) – (x + y) = 200 – 150(x+2y)−(x+y)=200−150 y=50y = 50y=50
  3. yの値を1つ目の式に入れてxを求めるx+50=150x + 50 = 150x+50=150 x=100x = 100x=100

答え

りんご1個は100円、みかん1個は50円です!

問題2:犬と猫の合計匹数を求めよう

問題:あるペットショップに犬と猫が合わせて12匹います。犬は猫の数より4匹多いとすると、犬と猫はそれぞれ何匹ずついるでしょうか?

解き方

  1. 方程式を作る
    • 1つ目の条件「犬と猫が合わせて12匹」:x + y = 12
    • 2つ目の条件「犬の数は猫より4匹多い」:x = y + 4
  2. yの式を使ってxの値を求める
    1つ目の式に「x = y + 4」を代入します。(y+4)+y=12(y + 4) + y = 12(y+4)+y=12 2y+4=122y + 4 = 122y+4=12 2y=82y = 82y=8 y=4y = 4y=4
  3. xの値を求めるx=4+4=8x = 4 + 4 = 8x=4+4=8

答え

犬は8匹、猫は4匹です!

さくら
さくら
練習問題を解いてみると、連立方程式の解き方がもっとわかるね!
先生
先生
その通り!たくさん練習すると、連立方程式がだんだん簡単に思えるようになるよ。

連立方程式の練習問題を解いていくことで、どんな場面でも役立つ力がついていきます。

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まとめ

連立方程式は、2つの式を同時に使って2つのわからない数を求める方法です。

1つの式だけではわからないときも、2つの条件を合わせることで、答えを見つけることができます。

今日のポイント
  • 連立方程式のしくみ:2つの方程式を使ってわからない数を見つける
  • 解き方のコツ:足し算や引き算を使って1つずつ数を求める(加減法)
  • 役立つ場面:お買い物、時間や距離の計算、パズルなど

連立方程式を身近な例やゲーム感覚で学ぶことで、計算がもっと楽しくなりますよ!