【小学生でもわかる】兼六園の歴史と見どころを徹底解説!秘密のスポットも紹介

兼六園と歴史と見どころ 歴史・社会
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今日は石川県金沢市にある、とっても有名な庭園「兼六園(けんろくえん)」について、一緒に探検していこうね。

この記事を読めば、兼六園がどうしてそんなにすごいのか、どんな面白い歴史があるのか、そして、どこを見れば一番楽しめるのかが、手に取るようにわかるからね。

結論から言うと、兼六園は、昔のお殿様が長い時間をかけて少しずつ作り上げた、まるで生きている芸術作品のような美しい庭園なんだ。

季節ごとに全く違う顔を見せてくれるから、いつ行っても新しい発見があるんだよ。

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兼六園ってどんなところ?すごい歴史をわかりやすく解説!

先生
先生
さあ、だいちくん、さくらちゃん。兼六園って聞いたことあるかな?

だいち
だいち
名前は聞いたことあるけど、どんな場所なのかはよく知らないな…。

さくら
さくら
おじいちゃんが行ってきて、すごくきれいだったって言ってた!

先生
先生
そうだね。兼六園は、岡山県の後楽園、茨城県の偕楽園と並んで「日本三名園」って呼ばれているんだ。

これは、日本にあるたくさんの庭園の中でも、特に素晴らしいトップ3に選ばれているってことなんだよ。

学校のクラスで、勉強も運動もできるトップ3の秀才がいるようなイメージかな。

じゃあ、どうして「兼六園」っていう名前なんだろうね?

実はこの「兼六」っていうのは、「6つのものを兼ね備えている」っていう意味なんだ。

昔の中国の人が書いた本に、「素晴らしい庭園が持つべき6つの景色」というのがあって、兼六園はその6つの素晴らしい景色を全部持っているということから、この名前がつけられたんだよ。

その6つを簡単に紹介すると、こんな感じだ。

  • 宏大(こうだい):広々としていて、心が大きくなるような感じ。
  • 幽邃(ゆうすい):静かで、奥に何があるんだろうってワクワクする感じ。
  • 人力(じんりょく):人の手で丁寧に作られているのがわかる感じ。
  • 蒼古(そうこ):昔からあるんだなっていう、古くてかっこいい感じ。
  • 水泉(すいせん):池や滝など、水の流れがきれいな感じ。
  • 眺望(ちょうぼう):遠くの景色まで見渡せて気持ちがいい感じ。

まるで、6つの得意技を持つスーパーマンみたいだよね。

だいち
だいち
へぇー!6つも良いところがあるなんてすごい!誰が作ったの?

先生
先生
良い質問だね!このすごい庭園を作ったのは、江戸時代にこの土地を治めていた「加賀藩(かがはん)」のお殿様、前田家の人たちなんだ。

でも、たった一人のお殿様が全部作ったわけじゃないんだよ。

最初はお殿様のお屋敷の庭として、ほんの小さな場所から始まったんだ。

それを、次のお殿様、またその次のお殿様と、何代にもわたって「もっとこうしたら素敵になるかな?」「あそこに池を作ってみよう!」と、少しずつ大きく、そして美しくしていったんだ。

まるで、みんなが学校で育てているお花を、先輩から後輩へと大切に受け継いで、どんどん立派にしていくのに似ているかもしれないね。

約180年という、とてつもなく長い年月をかけて、今の兼六園の姿になったんだ。

だから兼六園は、長い年月をかけてたくさんの人々の手で作られた、歴史の宝物とも言えるんだよ。

そして昔は、お殿様やその家族しか入れなかった特別な場所だったんだけど、今では誰でもその美しい景色を楽しめるようになったんだ。

すごいことだよね。

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絶対に見逃せない!兼六園の有名な見どころベスト5

さくら
さくら
先生!兼六園に行ったら、絶対に見たほうがいい場所ってどこ?

先生
先生
もちろんだとも!兼六園はとっても広いから、どこから見たらいいか迷っちゃうよね。

そこで今日は、先生が選んだ「絶対に見逃せない見どころベスト5」を紹介しよう!

第1位:徽軫灯籠(ことじとうろう)

まず、兼六園のシンボルと言えばこれ!

霞ヶ池という大きな池のそばに立っている、ちょっと変わった形をした石の灯籠(とうろう)だよ。

灯籠っていうのは、昔の明かりのことだね。

この灯籠、よく見ると2本の足の長さが違うんだ。

一本は水の中、もう一本は陸地についている。

その形が、日本の楽器であるお琴(こと)の弦を支える「琴柱(ことじ)」という部品に似ていることから、この名前がついたんだって。

兼六園に来たら、みんながここで写真を撮るくらい有名な場所だから、絶対に見つけて記念撮影してみてね。

第2位:霞ヶ池(かすみがいけ)

兼六園の真ん中あたりにある、一番大きな池だよ。

この池は、まるで大きな鏡みたいに、空や周りの木々をきれいに映し出すんだ。

池の中には「蓬莱島(ほうらいじま)」という小さな島があって、そこには不老長寿の仙人が住んでいる、なんていう言い伝えもあるんだよ。

池の周りをゆっくりお散歩するだけで、とっても気持ちがいいんだ。

お殿様も、この池を眺めながら色々なことを考えていたのかもしれないね。

だいち
だいち
池に島があるなんて、探検みたいでワクワクするね!

第3位:唐崎松(からさきのまつ)

霞ヶ池のほとりに生えている、とっても大きくて立派な松の木だよ。

これは、13代のお殿様が、滋賀県にある琵琶湖のそばから種を取り寄せて育てた、特別な松なんだ。

枝ぶりがとってもきれいで、まるで両手を広げて「ようこそ!」と迎えてくれているみたいに見えるよ。

そして、この松が一番すごい姿を見せるのが冬なんだ。

雪の重みで枝が折れないように、たくさんの縄で枝を吊るす「雪吊り(ゆきつり)」という作業がされるんだよ。

その姿は、まるで大きな傘をさしているみたいで、冬の兼六園でしか見られない特別な景色なんだ。

第4位:根上松(ねあがりのまつ)

これもすごい松の木だよ。

名前の通り、根っこが地面の上に盛り上がっているんだ。

その数なんと大小40本以上!

まるでタコの足が地面からニョキニョキと出てきているみたいで、すごい迫力があるよ。

どうしてこうなったかというと、若い松の木を植えるときに、わざと土を高く盛って植えて、松が大きくなった後で、その土を取り除いたからなんだって。

昔の人のアイデアって、本当に面白いよね。

さくら
さくら
根っこが外に出てるなんて不思議!触ってみたいなあ。

第5位:花見橋(はなみばし)

園内を流れる曲水(きょくすい)という小川にかかる、木でできた小さな橋だよ。

この橋の上から見る景色が、とってもきれいなんだ。

特に春には桜、初夏にはカキツバタというお花が咲いて、まるで絵はがきのような風景が広がるんだ。

ゆっくり橋を渡りながら、お花の香りや水の音を楽しんでみてね。

この5つを回るだけでも、兼六園のすごさがきっとわかるはずだよ。

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季節ごとに大変身!春夏秋冬の兼六園の楽しみ方

だいち
だいち
兼六園って、いつ行くのが一番いいの?

先生
先生
うーん、それはとっても難しい質問だなあ。なぜなら、兼六園は季節ごとに全然違う服に着替える、おしゃれさんみたいな庭園だからなんだ。

春夏秋冬、それぞれの季節に最高の魅力があるから、どれが一番なんて選べないんだよ。

じゃあ、季節ごとにどんな姿を見せてくれるのか、一緒に見ていこうか。

春の兼六園:桜色のトンネルをくぐろう!

春の主役は、なんといっても桜だね。

兼六園にはたくさんの種類の桜の木があって、園内がピンク色に染まるんだ。

特にお城との間にあるお堀通りは、まるで桜のトンネルみたいになるんだよ。

桜の花びらが風に舞う中を歩いていると、物語の主人公になったような気分になれるんだ。

夜になるとライトアップされて、昼間とはまた違った、夢の中にいるような美しい景色が見られるよ。

お花見だんごを食べながら桜を眺めるのも、春ならではの楽しみ方だね。

夏の兼六園:キラキラの緑と涼しい音を楽しもう!

夏になると、木々の緑が太陽の光を浴びて、キラキラと輝き出すんだ。

緑が濃くなって、とっても力強い生命力を感じる季節だよ。

暑い日でも、木陰に入ると涼しい風が吹いて気持ちいい。

園内を流れる小川のせせらぎや、翠滝(みどりたき)という滝の音を聞いていると、心も体も涼しくなっていくよ。

まるで、天然のクーラーの中にいるみたいだね。

さくら
さくら
水の音が聞こえるなんて、涼しそう!かき氷が食べたくなっちゃう!

秋の兼六園:燃えるような紅葉のじゅうたん!

秋は、兼六園が一年で一番カラフルになる季節だ。

モミジやカエデの葉っぱが、赤や黄色、オレンジ色に染まって、庭園全体が燃えているように見えるんだ。

まるで、誰かが絵の具のパレットをひっくり返したみたいに、色とりどりで本当にきれいだよ。

地面に落ちた葉っぱが、ふかふかのじゅうたんのようになって、その上を歩くのも楽しい。

池の水面に映る紅葉も、息をのむほどの美しさなんだ。

冬の兼六園:真っ白な雪と雪吊りの芸術!

冬になると、兼六園は真っ白な雪の帽子をかぶって、静かで美しい世界に変わるんだ。

そして、この季節にしか見られないのが、さっきも話した「雪吊り」だね。

円錐形に広がる縄が、まるで芸術作品みたいで、雪が積もるとその美しさがさらに引き立つんだ。

特に唐崎松の雪吊りは、本当に見事だよ。

いつ行っても違う景色が楽しめて、何度でも訪れたくなるのが兼六園のすごいところなんだ。

だいち
だいち
全部の季節を見てみたい!どの季節もかっこいいなあ。
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小学生も夢中になる!兼六園をもっと楽しむ秘密のポイント

先生
先生
さて、兼六園の歴史や見どころ、季節の魅力はわかってきたかな?

さくら
さくら
うん!でも、ただ歩いて見るだけじゃなくて、もっと面白い楽しみ方はないの?

先生
先生
さすがさくらちゃん、いいところに気が付いたね!実は、兼六園には探検気分で楽しめる秘密のポイントがたくさん隠されているんだ。

今日は特別に、君たちがもっと夢中になれる楽しみ方を3つ教えよう!

ポイント1:隠れキャラを探せ!ラッキーアイテムを見つけよう

兼六園の中には、見つけたらちょっとラッキーな気分になれる「隠れキャラ」みたいなスポットがあるんだ。

一つは、ハートの形に見える石だよ。

園内のある場所に、自然にできたハートの形をした石が地面に埋め込まれているんだ。

どこにあるかは秘密!

地図を見ながら「どこにあるかな?」って探してみると、宝探しみたいで楽しいよ。

もう一つは、亀の甲羅の形をした「亀甲島(きっこうじま)」だ。

霞ヶ池に浮かぶ島のひとつで、上から見ると本当に亀の甲羅みたいに見えるんだ。

昔の人は、亀が長生きのシンボルだから、この島を見て長生きを願ったんだって。

探検隊になったつもりで、こういう面白い形をしたものを探しながら歩くのがおすすめだよ。

だいち
だいち
ハートの石!絶対見つけたい!見つけたらいいことありそう!

ポイント2:お殿様気分でおやつタイム!

園内をたくさん歩いたら、ちょっと休憩したくなるよね。

兼六園の中には、景色がきれいな場所にいくつかお茶屋さんがあるんだ。

そこでは、おいしいお団子やお抹茶をいただくことができるよ。

昔のお殿様たちも、きっとこんな風に美しい庭を眺めながら、お茶を飲んで一休みしていたんだろうね。

美しい景色を見ながら食べるお団子は、いつもよりずっとおいしく感じるはずだ。

ただ見るだけじゃなくて、味わったり、休憩したりするのも兼六園の立派な楽しみ方なんだ。

ポイント3:地図を片手にミッションに挑戦!

兼六園はとても広いから、入り口で地図をもらって探検するのがおすすめだ。

そして、ただ地図を見るだけじゃなくて、ミッションをクリアするゲームにしてみよう!

例えば、「ことじ灯籠と根上松と唐崎松の3つを見つけて写真を撮る!」とか、「園内にある滝を全部見つける!」とか、自分たちで目標を決めるんだ。

そうすれば、広い園内を歩くのも全然疲れなくなるし、全部見つけたときにはすごい達成感があるよ。

家族やお友達と競争するのも面白いかもしれないね。

どうかな?

こんな風にちょっと工夫するだけで、兼六園の探検は何倍も面白くなるんだよ。

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まとめ:兼六園は歴史と自然が作った宝箱だった!

さあ、今日は兼六園の探検、お疲れ様でした!

たくさんの秘密を知ることができたんじゃないかな?

だいち
だいち
うん!昔のお殿様が何百年もかけて作ったなんて、本当にすごいと思った!

さくら
さくら
春の桜も秋の紅葉も全部きれいだから、どの季節に行くか迷っちゃうな。ハートの石も探したいし!

先生
先生
そうだね。今日のまとめをしよう。

兼六園は、ただのきれいな庭園じゃなくて、加賀百万石のお殿様たちが長い時間をかけて作り上げた、歴史と自然が詰まった「宝箱」のような場所なんだ。

そして、その宝箱は季節ごとに中身がガラッと変わって、私たちをいつも楽しませてくれる。

  • すごい歴史:たくさんのお殿様が、180年以上もかけて作り上げた。
  • すごい見どころ:ことじ灯籠や雪吊りなど、写真に撮りたくなる場所がいっぱい。
  • すごい四季:春夏秋冬、いつ行っても全く違う最高の景色が待っている。
  • すごい楽しみ方:隠れキャラ探しや、お殿様気分のおやつタイムで、もっと楽しくなる。

教科書で学ぶ歴史も大切だけど、兼六園のように、実際にその場所に行って、昔の人が何を見て、何を感じていたのかを想像してみるのも、すごく素敵な勉強になるんだよ。

ぜひ今度、お父さんやお母さんと一緒に、本物の兼六園を探検しに行ってみてね。

そして、君だけのお気に入りの景色や、秘密のスポットを見つけて、先生にも教えてくれると嬉しいな。

先生
先生
いつでも君たちの次の探検の案内をするからね!