【小学生にもわかる!】空が青く見える理由と夕焼けが赤い理由をわかりやすく解説!

空が青く見える理由 科学・自然
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みんな、こんにちは!空を見上げたときに「どうして空って青いんだろう?」って思ったことはないかな?

雨の日や夜は違う色なのに、晴れた日の空はとってもきれいな青色だよね。

この記事では、そんな空の色のヒミツについて、わかりやすく解説していくよ。

この記事を読めば、なぜ空が青いのか、そして夕焼けはどうして赤くなるのかが、スッキリわかるはず!

太陽の光と空気のつぶつぶが起こす、まるで魔法のような現象を一緒に探検しに行こう!

先生
先生
だいちくん、さくらちゃん、今日は「空の色のヒミツ」について一緒に学んでみようね!
だいち
だいち
わーい!先生、僕ずっと気になってたんだ!なんで空は青いの?
さくら
さくら
私も知りたい!雲は白なのに、空は青いのって不思議だよね。
先生
先生
うんうん、とっても良い質問だね。実はその答えは、太陽の「光」が大きく関係しているんだ。まずはその「光」の正体から見ていこうか!
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そもそも「光」ってなんだろう?色のヒミツを探ろう!

先生
先生
みんなが普段見ている太陽の光って、何色に見えるかな?
だいち
だいち
うーん、白っぽい色かな?あとは、まぶしくて黄色っぽくも見える!
さくら
さくら
そうだね、透明な色って感じもする!
先生
先生
そうだね、白や透明に見えるよね。でも実は、太陽の光には、虹の七色(赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫)が全部混ざっているんだよ。
だいち
だいち
ええっ、本当!?あの白い光の中に、そんなにたくさんの色が隠れているの?
先生
先生
そうなんだ。例えるなら、絵の具と同じだよ。赤、青、黄色、いろんな色の絵の具を全部混ぜると、黒っぽい色になるよね。光の場合はちょっと違って、全部の色を混ぜると「白色(透明)」に見えるんだ。

この隠れた色を見るための簡単な実験があるんだよ。理科の実験で「プリズム」という三角形のガラスを使ったことはあるかな?太陽の光をプリズムに通すと、光が分かれてきれいな虹の帯が見えるんだ。これは、光がプリズムの中を通るときに、色によって曲がり方が少しずつ違うから起こる現象なんだよ。

さくら
さくら
わあ、きれいだろうなあ!光の中に虹が隠れてるなんて、なんだかロマンチックだね!
先生
先生
そうだね。そして、それぞれの色には「波」としての性質があって、波の長さが違うんだ。赤い光は波の長さが長くて、のんびり進むイメージ。一方で、青や紫の光は波の長さが短くて、せかせかと小刻みに進むイメージだよ。この波の長さの違いが、空の色を決める大きなカギになっているんだ。
だいち
だいち
へぇー!光に波があるなんて知らなかった!赤はのんびり屋さんで、青はせっかちさんなんだね。面白いなあ。

光が色を持っていること、そして色によって波の長さが違うこと。この2つを頭の片隅に置いておいてね。これがわかると、次の「なぜ空は青いのか」という謎が、とってもわかりやすくなるからね。まずは、太陽の光は「いろんな色の集合体」だということを覚えておこう!

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空が青く見える本当の理由!「光の散乱」をマスターしよう

先生
先生
さて、いよいよ本題だね。どうして空は青く見えるのか。その答えは「光の散乱(さんらん)」という現象にあるんだ。
さくら
さくら
さんらん?なんだか難しそうな言葉だね…。
先生
先生
大丈夫、とっても簡単だよ!「散乱」というのは、光が何かにぶつかって、あちこちに散らばることを言うんだ。スーパーボールを壁に向かって投げると、いろんな方向に跳ね返っていくよね?あんなイメージだよ。

地球には、私たちを守ってくれている「空気」の層があるよね。この空気の中には、酸素や窒素(ちっそ)といった、目には見えないとっても小さなつぶがたくさん浮かんでいるんだ。太陽からやってきた光は、この空気のつぶに「バンッ!」とぶつかるんだよ。

だいち
だいち
なるほど!太陽の光が、空気のつぶつぶにぶつかるんだね!
先生
先生
その通り!そして、ここからが面白いところだよ。さっき、光の色によって波の長さが違うって話をしたのを覚えているかな?
さくら
さくら
うん!青い光は波が短くて、赤い光は波が長いんだよね!
先生
先生
大正解!実は、波の長さが短い青い光は、空気のつぶにぶつかったときに、特にあちこちへ散らばりやすい性質を持っているんだ。

例えるなら、青い光は小さなピンボールみたいなものだと思ってごらん。空気の中というピンボール台に入ると、あちこちの釘(空気のつぶ)に当たって、カンカンカン!といろんな方向に弾かれていくんだ。一方で、波の長い赤い光は、大きなボールみたいに、あまりぶつからずにまっすぐ進むことができる。

だいち
だいち
そっか!だから、僕たちのいる場所には、いろんな方向に散らばった青い光がたくさん届くんだね!
先生
先生
その通りだよ、だいちくん!空のいろんな方向から青い光が私たちの目に届くから、空全体が青一色に輝いて見えるというわけさ。これが、空が青い理由なんだ。もし地球に空気がなかったら、光は散乱しないから、宇宙みたいに空は真っ暗に見えるはずなんだよ。
さくら
さくら
へぇー!空気が青い光を散らかしてくれてるんだね!なんだか空気がお掃除してくれてるみたい!
先生
先生
面白い例えだね!まさにそんな感じだよ。青い光が空いっぱいに広がることで、私たちはあの美しい青空を見ることができているんだ。
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じゃあ、どうして夕焼けは赤いの?昼と夜で空の色が変わるフシギ

だいち
だいち
先生、質問!空が青い理由はわかったんだけど、じゃあ夕方の空、夕焼けはどうして赤やオレンジ色になるの?青い光はどこに行っちゃったの?
先生
先生
だいちくん、素晴らしい質問だね!それもちゃんと理由があるんだよ。ヒントは「太陽と地球の距離」に関係しているんだ。
さくら
さくら
太陽までの距離が変わるの?
先生
先生
厳密に言うと、太陽の光が通ってくる「空気の層の長さ」が変わるんだ。お昼の時間、太陽は私たちのほぼ真上にあるよね。このとき、太陽の光は空気の層を一番短い距離でまっすぐ通り抜けてくる。

でも、夕方になるとどうかな?太陽はだんだん低い位置、つまり地平線に近づいていくよね。そうすると、太陽の光は、空気の層を「ななめ」に、とっても長い距離を通ってこなければならなくなるんだ。

マラソンで例えてみようか。お昼は100メートル走みたいに、すぐにゴール(私たちの目)にたどり着く。でも夕方は、42.195キロのフルマラソンみたいに、とてつもなく長い距離を走らないといけないんだ。

だいち
だいち
なるほど!夕方は光が通る道が長くなるんだね!
先生
先生
その通り!そして、あちこちに散らばりやすい青い光は、短距離走は得意だけど、長距離走は苦手なんだ。長い長い空気の層を通っている間に、青い光は途中で力尽きて、あちこちに散らばりきってしまう。だから、私たちの目まで届かなくなっちゃうんだ。
さくら
さくら
あ!だから夕方の空は青くないんだね!
先生
先生
そういうこと!じゃあ、代わりにどの色の光が届くと思う?
だいち
だいち
もしかして…長距離走が得意な、赤い光?
先生
先生
大正解!波が長くて散らばりにくい赤やオレンジの光は、長い空気の層をまっすぐ通り抜ける力があるんだ。だから、私たちの目には、力強く走り抜けてきた赤やオレンジの光だけがたくさん届く。これが、夕焼けが赤く見える理由なんだよ。

昼間は青い光がたくさん散らばって空が青く見え、夕方は青い光が届かなくなり、代わりに赤い光が届くから空が赤く見える。太陽の位置が変わるだけで、こんなにも劇的に空の色が変わるなんて、本当に面白いよね。

さくら
さくら
すごい!昼と夕方で、目に届く光の色が変わってたんだね!謎がとけた!
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まとめ:空の色のヒミツ、わかったかな?

先生
先生
さあ、今日は空の色のヒミツについてたくさん学んできたけど、どうだったかな?
だいち
だいち
うん、すっごくよくわかった!太陽の光には色んな色が混ざっていて、その中の青い光が空気のつぶつぶにぶつかって散らばるから、空は青く見えるんだよね!
さくら
さくら
夕焼けが赤いのは、太陽の光が通る空気の道が長くなって、青い光が途中でいなくなっちゃうから!代わりに赤い光が届くんだよね!
先生
先生
二人とも、完璧だよ!今日のポイントをまとめてみようか。
  • 太陽の光は虹の七色が混ざってできている!
    普段は白く見えるけど、実はたくさんの色が隠れているんだ。
  • 空が青いのは「光の散乱」が原因!
    波の短い青い光が、空気のつぶにぶつかって空いっぱいに広がるからだよ。
  • 夕焼けが赤いのは「光が通る距離」が長いから!
    散らばりやすい青い光は途中で届かなくなり、散らばりにくい赤やオレンジの光が私たちの目に届くからなんだ。

こうして考えてみると、毎日見ている空の色にも、科学の面白いヒミツがたくさん隠れていることがわかるよね。空気があるおかげで、私たちは美しい青空や感動的な夕焼けを見ることができる。当たり前だと思っていた景色も、理由を知るともっと特別に見えてこないかな?

だいち
だいち
うん!これからは空を見上げるのがもっと楽しくなりそう!友達にも教えてあげようっと!
さくら
さくら
私も!自由研究のテーマにもいいかもしれないね!
先生
先生
それはいいね!身の回りには、まだまだたくさんの「ふしぎ」が隠れているよ。これからも色々なことに「なんでだろう?」って興味を持って、一緒に謎を解き明かしていこうね!