スマートホームって何?電気やエアコンが勝手に動くしくみを小学生向けにわかりやすく紹介!

スマートホーム IT・テクノロジー
スポンサーリンク

「アレクサ、電気をつけて!」

こんな風に、声だけでおうちのモノが動いたら、まるで魔法みたいだよね。

今日は、そんな未来のおうち「スマートホーム」が、どうやって動いているのか、その「仕組み」のヒミツを一緒に探検してみよう!

この記事を読めば、スマートホームがどうして便利なことや楽しいことができるのか、その理由がよーくわかるようになるよ。

実は、スマートホームの仕組みを一言でいうと、おうちにある色々な家電たちが、インターネットを使っておしゃべりすることで成り立っているんだ。

難しくないから安心してね。

さあ、先生と一緒に、だいちくん、さくらちゃんと未来のおうちのヒミツを解き明かしていこう!

先生
先生
みんな、こんにちは!
今日はスマートホームの先生だよ。
だいち
だいち
先生、よろしくお願いします!
スマートホームって、なんだかカッコいい響き!
さくら
さくら
私も聞いたことある!
おうちに帰る前に、スマホでエアコンをつけられるんでしょ?
先生
先生
その通り!
二人はよく知っているね。
スポンサーリンク

スマートホームって何?まるで魔法みたいなおうちの正体

先生
先生
じゃあ、さっそく本題に入ろうか。
先生
先生
スマートホームの「スマート」は、「かしこい」っていう意味なんだ。
だいち
だいち
かしこいおうち?
おうちが勉強するの?
先生
先生
ふふふ、いい質問だね。
先生
先生
おうちが自分で勉強するわけじゃないんだ。
先生
先生
おうちにいる人のことを考えて、自動で色々なことを手伝ってくれる「かしこいおうち」ってことなんだよ。

例えば、こんなことができるおうちを想像してみて。

  • 朝、「おはよう」と声をかけると、カーテンが自動でシャーッと開いて、電気がパッとつく。
  • おうちに帰る前にスマホを操作すると、お部屋のエアコンがついて、涼しいお部屋が待っていてくれる。
  • お出かけした後に「あれ、カギ閉めたかな?」と心配になっても、スマホで確認して、カギを閉めることができる。
  • おうちで映画を見ている時に「アレクサ、電気を暗くして」と言うと、お部屋が映画館みたいに暗くなる。
さくら
さくら
わー、すごい!
本当に魔法みたい!
だいち
だいち
うん!
怠け者の僕には夢のようだ…。
先生
先生
ははは。
先生
先生
怠け者っていうより、毎日を快適に、そして安全にしてくれるのがスマートホームのすごいところなんだ。
先生
先生
この魔法みたいなことを可能にしているのが、「IoT(アイオーティー)」という技術なんだ。
さくら
さくら
アイオーティー?
先生
先生
うん。
先生
先生
これは「モノのインターネット」っていう意味で、テレビやエアコン、電気やカーテンみたいな、今までインターネットに繋がっていなかった色々な「モノ」が、インターネットに繋がることを言うんだ。

みんながいつも使っているスマートフォンやゲーム機がインターネットに繋がっているのは当たり前だよね。

それと同じように、おうちの中にあるたくさんのモノたちが、インターネットという見えない道で繋がって、お互いにおしゃべりしたり、スマホからの命令を聞いたりできるようになったんだ。

この「モノのインターネット」のおかげで、私たちの生活はもっと便利で楽しくなるんだよ。

だいち
だいち
なるほどー!
モノたちがインターネットに繋がっているから、遠くからでも操作できるんだね!
先生
先生
その通り!
先生
先生
じゃあ次は、そのモノたちがどうやって協力しあっているのか、もっと詳しい「仕組み」を見ていこうか!
スポンサーリンク

大解剖!スマートホームの「仕組み」は3人のヒーローでできている!

先生
先生
スマートホームがどうやって動いているか、その仕組みをわかりやすくするために、3人のヒーローに例えて説明するね。
さくら
さくら
ヒーロー!
なんだかワクワクする!
先生
先生
まず一人目のヒーローは、おうちの「目」や「耳」になる『センサーくん』だ!

センサーくんは、お部屋の様子をじーっと見守っているんだ。

例えば、こんなことを感じ取っているよ。

  • 「あ、人が部屋に入ってきたぞ!」(人感センサー)
  • 「部屋が暗くなってきたな」(明るさセンサー)
  • 「今日の部屋はちょっと暑いな」(温度センサー)
  • 「窓が開いているぞ!」(開閉センサー)

こんな風に、センサーくんは色々な変化に気づくのが得意なんだ。

学校で言うと、教室の窓から外を眺めていて「あ、雨が降ってきた!」って一番に気づく子みたいな役割だね。

だいち
だいち
なるほど!
まず、センサーくんが何かに気づくところから始まるんだね。
先生
先生
その通り!
先生
先生
そして二人目のヒーローが、みんなの「頭脳」になる『ハブくん』さ!
先生
先生
スマートスピーカー(AIスピーカー)とも呼ばれることが多いね。

ハブくんは、センサーくんからの「部屋が暗くなったよ!」というお知らせを受け取ると、「よし、じゃあ電気をつけよう!」と考える、司令塔の役割なんだ。

私たちの「アレクサ、電気をつけて」という声の命令を聞くのも、このハブくんの仕事だよ。

ハブくんは、色々な情報を受け取って、次に何をすべきか判断する、とってもかしこいリーダーなんだ。

学校で言うと、みんなの意見をまとめて「じゃあ、こうしよう!」と決める学級委員長みたいな存在だね。

このハブくんがいないと、センサーくんや家電たちがバラバラになってしまって、うまく連携できないんだ。

さくら
さくら
司令塔がいるんだ!
それで、命令を受け取った後はどうなるの?
先生
先生
いいところに気づいたね!
先生
先生
そこで登場するのが三人目のヒーロー、実際に動く「手」や「足」になる『家電たち』だよ!

照明、エアコン、テレビ、カーテン、ロボット掃除機など、実際に動いてくれるモノたちのことだ。

ハブくんが「電気をつけて!」と命令すると、「はい、かしこまりました!」と言って、照明がパッと明かりをつける。

ハブくんが「部屋を涼しくして!」と命令すれば、エアコンがウィーンと動き出す。

この家電たちは、ハブくんの命令を忠実に実行する、頼もしい実行部隊なんだ。

学校で言うと、先生や学級委員長の指示で、テキパキ動く係の仕事みたいなものだね。

だいち
だいち
①センサーが気づいて、②ハブが考えて命令して、③家電が動く!
この3人のチームワークで、スマートホームは動いているんだね!
先生
先生
大正解!
だいちくん、完璧に理解できたね。
先生
先生
この3人のヒーローの連携プレーが、スマートホームの仕組みの基本なんだよ。
スポンサーリンク

家電たちはどうやってお話してるの?通信のふしぎな世界

さくら
さくら
先生、質問があります!
さくら
さくら
センサーくんとハブくん、ハブくんと家電たちは、どうやってお話してるの?
さくら
さくら
線で繋がっているわけでもないのに、ふしぎ!
先生
先生
さくらちゃん、素晴らしい質問だね!
先生
先生
そこが、スマートホームのもう一つの大事なポイントなんだ。
先生
先生
彼らは、目には見えない「言葉」を使っておしゃべりしているんだよ。

その言葉の正体が、「Wi-Fi(ワイファイ)」や「Bluetooth(ブルートゥース)」といった「無線通信」なんだ。

みんなも、おうちでスマートフォンやタブレット、ゲーム機を使う時にWi-Fiを使っているよね。

Wi-Fiは、まるで空気中に言葉が通る道を作ってくれるようなものなんだ。

スマートホームの機器たちも、このWi-Fiという道を使って、「部屋が暗くなったよー!」「はーい、じゃあ電気つけまーす!」という情報のやり取り、つまり「おしゃべり」をしているんだよ。

だいち
だいち
Wi-Fiって、動画を見たりゲームをしたりするだけじゃなくて、家電たちのおしゃべりにも使われているんだ!
先生
先生
その通り!
先生
先生
そして、おしゃべりの仕方はWi-Fiだけじゃないんだ。
先生
先生
人間が日本語や英語、中国語など色々な言葉を話すように、家電たちのおしゃべりの仕方にもいくつか種類があるんだ。
  • Wi-Fi(ワイファイ): たくさんの情報(言葉)を速く届けられるけど、少し電気をたくさん使う。動画を見るテレビなどに使われることが多いよ。
  • Bluetooth(ブルートゥース): 近くにいる相手とだけおしゃべりできる。イヤホンやスピーカーでよく使われるね。
  • Zigbee(ジグビー)やZ-Wave(ジーウェーブ): とっても少ない電気でおしゃべりできる省エネな言葉。センサーくんみたいに、いつも少しだけ情報を送る機器に向いているんだ。
さくら
さくら
えー!そんなに種類があるの?
じゃあ、言葉が違う家電同士だと、おしゃべりできなくて困っちゃうんじゃない?
先生
先生
またまた良い質問だ!
先生
先生
そこで活躍するのが、さっき登場した司令塔の『ハブくん』なんだ。
先生
先生
かしこいハブくんは、色々な言葉を翻訳してくれる「通訳さん」の役割もしてくれるんだよ。

だから、Wi-Fiで話すテレビと、Zigbeeで話すセンサーくんがいても、ハブくんが間に入ることで、ちゃんとお互いの言っていることがわかるようになるんだ。

すごいだろう?

だから、スマートホームを快適に使うためには、おうちのWi-Fi環境、つまり「言葉が通る道」をしっかり整えてあげることがとっても大切なんだよ。

Wi-Fiが不安定だと、家電たちがうまくおしゃべりできなくて、命令が届かなくなってしまうからね。

スポンサーリンク

さあ始めよう!わが家をスマートホームにするための簡単3ステップ

だいち
だいち
先生の話を聞いてたら、僕もスマートホームをやってみたくなった!
だいち
だいち
でも、なんだか難しそうだし、お金もかかりそう…。
先生
先生
大丈夫!
先生
先生
実は、スマートホームは意外と簡単に、そして少しのお金からでも始められるんだよ。
先生
先生
今日は、おうちに帰ってすぐにでもお父さんやお母さんと相談できる、簡単な3つのステップを紹介するね。

ステップ1:おうちのWi-Fiを確認しよう!

まず一番最初に必要なのは、家電たちがおしゃべりするための道、「Wi-Fi」だ。

ほとんどのおうちには既にあると思うけど、もし無かったら、ここから準備を始めよう。

おうちのどこにいてもスマートフォンが問題なくインターネットに繋がるか、まずは確認してみてね。

これがスマートホームを始めるための土台になるから、一番大事な準備だよ。

ステップ2:司令塔になる「スマートスピーカー」を置こう!

次に、チームの頭脳であり司令塔になる「ハブくん」を仲間にしよう。

これが「スマートスピーカー」と呼ばれるものだね。

「OK、Google(オーケー、グーグル)」や「Alexa(アレクサ)」、「Hey Siri(ヘイ、シリ)」と話しかける、あれだよ。

このスマートスピーカーが一つあるだけで、声で天気を教えてもらったり、音楽をかけてもらったり、スマートホームの第一歩が始まるんだ。

ステップ3:最初の仲間、「スマート家電」を1つ選んでみよう!

司令塔が来たら、いよいよ実際に動いてくれる仲間を迎えよう。

いきなり全部の家電をスマートにする必要は全くないよ。

まずは1つだけ、試してみるのがおすすめだ。

例えば、こんなものから始めてみてはどうかな?

  • スマート電球: 今使っている電球と交換するだけで、スマホや声で電気をつけたり消したり、色を変えたりできるんだ。値段もそんなに高くないから、一番始めやすいよ。
  • スマートリモコン: これ一つあれば、テレビやエアコン、照明など、赤外線リモコンで動く家電を、全部スマホや声で操作できるようになるんだ。今ある家電をそのまま使えるから、とっても便利だよ。

この3つのステップで、君のおうちも今日からスマートホームの仲間入りだ!

まずは「寝る前にベッドの中から声で電気を消す」という小さな魔法から体験してみてね。

きっと、その便利さと楽しさに驚くはずだよ。

さくら
さくら
わあ、なんだか私にもできそう!
スマート電球、お母さんにお願いしてみようかな!
だいち
だいち
スマートリモコンってすごいな!
僕の部屋のテレビもエアコンも、声で動かせるようになるのか!
先生
先生
その通り!
小さな一歩から、未来の生活が始まるんだ。
スポンサーリンク

まとめ

今日はスマートホームの仕組みについて、一緒に勉強してきたね。

もう一度、大切なポイントをおさらいしておこう。

  • スマートホームは、家電たちがインターネットでおしゃべりして連携する「かしこいおうち」のこと。
  • 仕組みの基本は、「センサー(目や耳)」「ハブ(頭脳)」「家電(手足)」の3人のヒーローによるチームワークで成り立っている。
  • 家電たちは、Wi-Fiなどの目に見えない「言葉」を使っておしゃべりしている。
  • スマートホームは、「Wi-Fi」「スマートスピーカー」「スマート家電1つ」があれば、誰でも簡単に始められる
先生
先生
どうだったかな?
スマートホームの仕組み、よくわかったかな?
だいち
だいち
はい、先生!
ヒーローの例えがすごくわかりやすかったです!
さくら
さくら
私も!
ただ便利なだけじゃなくて、色々な機械が協力して動いているってことがわかりました!
先生
先生
それは良かった!
先生
先生
スマートホームは、私たちの生活をただ楽にするだけじゃなくて、お年寄りの見守りや、おうちの安全を守ることにも役立つ、とっても優しい技術なんだ。
先生
先生
これからもっともっと進化して、ドラえもんのひみつ道具みたいなことができるようになるかもしれないね。
先生
先生
みんなも、未来のおうちがどうなっていくのか、ぜひ興味を持って見ていてね!

この記事を読んで、少しでもスマートホームにワクワクしてくれたら嬉しいです。

ぜひ、おうちの人と一緒に、わが家の「小さな未来」を始めてみてくださいね。