七草がゆは、1月7日に食べるおかゆのことです。
1年の健康を願うための大事な行事で、7つの草が入っているのが特徴です。
この記事では、七草がゆの意味や由来、七草の名前、作り方までを、小学生でもわかるようにやさしく解説します!
七草がゆとは?意味や由来をわかりやすく解説!
七草がゆとは、1月7日に食べる特別なおかゆのことです。
1年の健康を願い、家族みんなが元気に過ごせるようにするための日本の伝統行事です。
🔍 七草がゆの意味は?
七草がゆには、2つの大事な意味があります。
- 1年の健康を願うため
- お正月のごちそうで疲れた胃を休めるため
お正月は、おせち料理やおもちをたくさん食べて胃が疲れがちですよね。
そんな胃を休めるために、やさしい味のおかゆがちょうどいいんです。
また、七草がゆには7つの植物(七草)が入っています。
これには、「たくさんの野菜を食べて、元気になろう!」という願いがこめられているんです。
📜 七草がゆの由来は?
「どうして1月7日に七草がゆを食べるの?」と思う人も多いですよね。
その理由は、「人日の節句(じんじつのせっく)」という昔の行事が関係しています。
「節句(せっく)」は、季節の変わり目に行う大事な行事のことです。
日本では、1月7日は「人(ひと)」の日とされ、家族の健康を願う行事が行われていました。
この行事が、中国から伝わった「七種(しちしゅ)の菜」の風習と合わさり、七草がゆが生まれたと考えられています。
🌿 七草がゆに入っている「七つの草」って何?
七草がゆの「七草(ななくさ)」は、**春の七草(はるのななくさ)**と呼ばれています。
では、7つの草の名前を紹介しますね!
・せり(香りがさわやか)
・なずな(「ペンペン草」の名前でも有名)
・ごぎょう(ふわふわした葉っぱ)
・はこべら(ちいさな白い花が咲く)
・ほとけのざ(花の形が「仏(ほとけ)さまの台座」に似ている)
・すずな(カブのこと)
・すずしろ(ダイコンのこと)
すずな(カブ)とすずしろ(ダイコン)は、普段の食事でも見かけますよね!
他の草は、見たことがない人も多いかもしれませんが、スーパーでは「七草セット」としてまとめて売られているので、見たらぜひチェックしてみてください。
📝 この章のまとめ
- 七草がゆは、1月7日に食べるおかゆのこと。
- 1年の健康を願い、胃を休めるための行事です。
- 由来は「人日の節句」と「中国の七種の菜」の行事が合わさったもの。
- 七草の名前は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」。
七草がゆはなぜ1月7日に食べるの?理由をわかりやすく解説!
七草がゆを1月7日に食べる理由は、2つの大事な行事が関係しています。
- 「人日の節句(じんじつのせっく)」という行事
- 中国から伝わった「七種の菜(しちしゅのな)」という風習
これらが日本で一つに合わさり、**「1月7日に七草がゆを食べる習慣」**が生まれたんです。
📅 「人日の節句」とは?
**「人日の節句(じんじつのせっく)」**は、1月7日に行う行事のことです。
**「節句(せっく)」**とは、季節の変わり目に行う大事な行事のこと。
有名な節句には、**3月3日の「ひなまつり」や、5月5日の「こどもの日」**がありますよね。
1月7日は「人(ひと)」を大切にする日とされていて、
この日に「家族が1年を元気に過ごせるように」と健康を願うための行事が行われていました。
🌿 「七種の菜(しちしゅのな)」とは?
**七種の菜(しちしゅのな)**は、中国から伝わった風習です。
昔の中国では、「1年のはじまりに新鮮な野菜を食べると、病気にならずに健康に過ごせる!」と考えられていました。
その考えが日本にも伝わり、**「1月7日に七草を入れたおかゆを食べよう!」**という風習ができたのです。
🍚 なぜおかゆなの?
お正月は、おせち料理やおもちをたくさん食べるので、胃(い)が疲れやすい時期ですよね。
そこで、おかゆのようなやさしい食べ物を食べて胃を休めようという意味がこめられています。
さらに、**七草がゆに入っている草は「薬草」**とも言われていて、体に良いと考えられていました。
栄養たっぷりの草をおかゆに入れて食べることで、**元気な体をつくろう!**という考えがあったのです。
📝 この章のまとめ
- 1月7日に七草がゆを食べる理由は、「人日の節句」と「七種の菜」の行事が合わさったから。
- 1月7日は「人を大事にする日」とされており、家族の健康を願う行事が行われました。
- おかゆを食べる理由は、胃を休めるためと、薬草の力で元気な体をつくるためです。
七草がゆに入れる「春の七草」ってどんな植物?特徴をわかりやすく紹介!
**「七草がゆ」に入れる7つの植物は、「春の七草(はるのななくさ)」**と呼ばれています。
七草がゆの主役ともいえる大事な存在ですね。
では、7つの草の名前と特徴をわかりやすく紹介していきます!
🌿 春の七草の名前と特徴
草の名前 | 特徴やポイント |
---|---|
せり | 川や水辺に生える草で、シャキシャキした歯ざわりとさわやかな香りが特徴です。 |
なずな | 「ペンペン草」としておなじみの植物。昔は薬草として使われていました。 |
ごぎょう | ふわふわの白い葉っぱが特徴。風邪をやわらげる効果があるとされていました。 |
はこべら | ちいさな白い花が咲く草。おひたしや薬草としても使われていました。 |
ほとけのざ | 葉っぱの形が「仏さまの台座」に似ているからこの名前がつきました。 |
すずな | カブのことです。カブの白い根っこも葉っぱも、どちらも七草がゆに入れます。 |
すずしろ | ダイコンのことです。白くて長いダイコンがそのまま使われます。 |
🌿 春の七草のポイント
- 野菜が多い!
→ すずな(カブ)やすずしろ(ダイコン)は、スーパーでもよく見かけますよね! - 見たことがない草もあるかも?
→ なずなやはこべらは、道ばたでも見かける草ですが、気づかない人も多いです。 - 七草セットが便利!
→ お正月が過ぎると、スーパーで「七草セット」が売られているので、家で七草がゆを作るときも簡単です。
🌿 どうして七草がゆに「七つの草」を入れるの?
なぜ7つの草が入っているのでしょうか?
これには、「七」という数字が縁起がいいと考えられていたからです。
昔の人は、「7」は神さまの数字だと考えていました。
たとえば、7日ごとに節目の行事がある(七日ごとにお祝いをする)ことから、**「7は特別な数字」**だと感じていたのです。
さらに、それぞれの草が体に良い栄養をたっぷり持っているので、
**七草がゆを食べることで「健康な1年をスタートしよう!」**と考えられたのです。
📝 この章のまとめ
- 七草がゆに入れる草は「春の七草」と呼ばれています。
- 七草の名前は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」です。
- スーパーの「七草セット」で簡単にそろえることができるので、家でも作りやすいです。
- 7つの草を使う理由は、「7」という数字が縁起が良いからです。
七草がゆの作り方をやさしく解説!
お正月が終わるとスーパーで「七草セット」がよく売られています。
お米と一緒にコトコト煮るだけなので、小学生でもお手伝いができるくらい簡単なんです!
🍚 七草がゆの材料(2〜3人分)
- お米:1/2合(約75g)
- 水:3カップ(600ml)
- 春の七草:せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)
- 塩:少々
📝 ポイント
「七草セット」を買えば、すでに7つの草が入っているからとっても便利!
🍚 七草がゆの作り方(ステップごとに解説!)
① 七草を洗って、細かく切る
- スーパーで買った「七草セット」を水でしっかり洗います。
- 葉っぱはそのままでOKですが、すずな(カブ)とすずしろ(ダイコン)は薄くスライスします。
② おかゆを炊く
- **お米1/2合(75g)と水3カップ(600ml)**を鍋に入れます。
- 最初は強火で加熱し、沸騰(ふっとう)したら弱火にして約30分ほど煮ます。
- 時々、木べらでやさしく混ぜるのがポイントです。
③ 七草を入れる
- おかゆがやわらかくなったら、最後に七草を入れます。
- 2分くらいサッと火を通すだけでOK!
④ 塩で味をととのえる
- 塩を少々入れて味をととのえたら完成!
- お好みで、塩の量を加減してくださいね。
🍚 もっとカンタンな方法もあるよ!
📡 電子レンジを使う方法
- お茶碗にごはんと水を入れる(ごはん1杯に水を1/2カップ)
- ふんわりとラップをかける
- 電子レンジ(500W)で5〜6分加熱すれば、かんたんおかゆの完成!
🍚 炊飯器を使う方法
- 炊飯器のおかゆモードを使うだけでOK!
- お米と水を入れて、スイッチを押すだけなので超ラクラク!
おかゆができたら、最後に七草を入れるだけなので、「おかゆ+七草セット」だけで超簡単に七草がゆが作れます!
📝 まとめ
- 七草がゆは、スーパーの「七草セット」を使えばカンタンに作れる!
- 材料は、お米・水・七草・塩だけなので、とってもシンプルです。
- 鍋でコトコト炊く方法のほか、電子レンジや炊飯器でも作れます!
- 七草は最後にサッと入れて、火を通しすぎないのがポイント!
七草がゆはいつまで食べる?余ったらどうする?保存方法も解説!
📅 七草がゆはいつまで食べていいの?
七草がゆは、1月7日に食べるのが基本とされていますが、7日に食べられなかった場合は8日や9日でもOKです。
「絶対に1月7日に食べなきゃダメ!」という決まりはありません。
なぜなら、**大事なのは「1年の健康を願う気持ち」**だからです。
🥡 七草がゆが余ったときはどうする?
「七草がゆが余っちゃったけど、どうすればいいの?」と悩む人もいるかもしれませんね。
でも、大丈夫!七草がゆは「リメイク」や「冷凍保存」ができるんです。
🍙 余った七草がゆのリメイク方法
① おかゆを「おにぎり」にする
- 余った七草がゆに塩を少し多めに入れて、にぎるだけ!
- ラップに包んで形を作れば、おかゆおにぎりの完成!
② リゾット風にアレンジする
- 余った七草がゆを牛乳とチーズでリゾット風にアレンジ!
- 鍋に牛乳を加えて温め、チーズを入れるだけでおしゃれな洋風メニューに変身!
③ おじや風にアレンジする
- 七草がゆに卵を入れて、かきたま風の「おじや」にするのもオススメ!
- ちょっとだしを入れると和風の味わいが楽しめるので、家族みんなが喜ぶかも!
❄️ 七草がゆの冷凍保存方法
もしすぐに食べられない場合は冷凍保存がオススメです!
冷凍すれば、1か月くらいはおいしく保存できますよ。
🍚 冷凍保存のやり方
- 余ったおかゆを冷ます(熱いままだと霜がついてしまう)
- 1回分ずつラップに包む(お茶碗1杯分ずつが便利!)
- 冷凍用のジップロックに入れる(ラップが破けないようにするため)
🍚 冷凍した七草がゆの解凍方法
冷凍した七草がゆは、電子レンジでチンするだけ!
- 冷凍状態のままラップのままでOK
- 電子レンジ(500W)で3〜4分加熱するだけで、ホカホカのおかゆが復活します!
📝 ポイント
温めるときはおかゆが固くなることがあるので、
水を少し足してからチンすると、やわらかさが戻りますよ!
学校が忙しいときは、冷凍しておいて週末に食べるのもアリだね!
📝 この章のまとめ
- 七草がゆは、1月7日に食べるのが基本だけど、8日や9日でもOK!
- 余ったら「おにぎり」や「リゾット」「おじや」にアレンジするのがオススメ!
- 冷凍保存もできるので、1月7日に食べきらなくても大丈夫!
- 冷凍したおかゆは電子レンジで温めると復活しますが、水を少し足すのがポイントです!