みんな、こんにちは!
テレビのニュースでよく見る「国会議員」って、どんなお仕事をしている人たちか知ってるかな?
「なんだか難しそう…」って思うかもしれないけど、実は私たちの毎日の生活にとっても深く関わっている、大切な役割を担っているんだ。
この記事では、国会議員の役割について、小学生のみんなにもわかるように、日本一やさしく解説していくよ!
結論から言うと、国会議員は「みんなが安心して楽しく暮らせるように、国の大きなルール作りやお金の使い道を決める、国民の代表選手」なんだ。
この記事を読み終わるころには、「なるほど、国会議員ってそういう仕事だったのか!」って、博士みたいになれちゃうかも!
それじゃあ、先生と一緒に国会議員の役割について、楽しく学んでいこう!




国会議員ってどんな人?みんなの代表選手!


クラスで「遠足はどこに行くか」を決めるとき、クラス全員、40人くらいが一度に意見を言うと、なかなか話がまとまらないよね?
だから、みんなの意見をまとめるために「学級委員」や「班長さん」みたいな代表者を選ぶでしょう?
国会議員は、それのもっともっと大きなバージョンなんだ。
日本には1億人以上の人が住んでいるから、全員で集まって話し合うのは絶対に無理だよね。
だから、自分たちの地域の代表として「私たちの意見を代わりに国に届けてください!」ってお願いする人を選ぶんだ。
その選ばれた代表選手が「国会議員」なんだよ。


国会議員は、東京にある「国会議事堂」という、とっても大きくて立派な建物に集まって仕事をするんだ。
この国会議員たちが集まって、日本の未来について話し合う場所のことを「国会」と呼ぶんだよ。
クラスで言うなら、国会議事堂が教室で、国会がクラス会議みたいなものだね。
じゃあ、その国会で、具体的にどんなことを話し合っているんだろう?
国会議員の主な役割は、大きく分けると次の4つがあるんだ。
- 法律という国のルールを作ること
- 予算という国のお金の使い方を決めること
- 内閣総理大臣という国のリーダーを選ぶこと
- 政府がちゃんと仕事をしているか見張ること
つまり、国会議員は、私たち国民が幸せに、そして安全に暮らせるように、国の進む方向を決める、船で言えば船長や航海士のような、とても重要な役割を担っているんだ。
次の見出しでは、この大切なお仕事について、一つひとつもっと詳しく見ていこうね!
国会議員のすごいお仕事4つ!【ルール・お金・リーダー・見張り番】




お仕事その1:法律(ルール)を作ること
国会議員の一番大切なお仕事は、「法律」という国のルールを作ることなんだ。
みんなが遊ぶゲームにルールがあるように、たくさんの人が一緒に暮らす社会にもルールが必要だよね?
もし「赤信号は渡っちゃダメ」という交通ルールがなかったら、どうなると思う?




例えば、「友達のものを勝手に取ってはいけない」とか、「人を傷つけてはいけない」というのも、もとをたどれば法律で決められているんだ。
最近では、インターネットの使い方についての新しいルールを作ったり、昔のルールが今の時代に合わなくなっていたら、それを直したりもするんだ。
この法律作りが、国会議員の一番大きくて重要な仕事なんだ。
お仕事その2:予算(お金の使い道)を決めること
次に大事なのが、「予算」を決めることだよ。
予算っていうのは、国が1年間で使うお金の計画書のこと。
みんながお父さんやお母さんからもらう「おこづかい」を、何にどれだけ使うか計画するのに似ているね。
国は、みんなのお父さんやお母さんが働いて納めた「税金」という大切なお金を集めているんだ。
その大切なお金を、何に使うかを決めるのが国会議員の仕事なんだよ。
例えば、こんなことに使われるんだ。
- みんなが勉強する新しい学校を建てる
- 病気やケガをした人が行く病院を増やす
- ボロボロになった道路をきれいにする
- 警察官や消防士のお給料を払う
- お年寄りが安心して暮らせるようにする
税金という国民の大切なお金が無駄遣いされないように、本当に必要なことにお金が使われるように、国会議員が真剣に話し合って決めているんだ。
お仕事その3:内閣総理大臣(リーダー)を選ぶこと
ニュースで「〇〇総理大臣」って名前を聞いたことがあるかな?
内閣総理大臣は、日本の政治のトップに立つ、いわば国のキャプテンのような存在なんだ。
この国のキャプテンを、国会議員の中から選ぶのも、国会議員のとても重要な役割なんだよ。
国会議員たちが「この人なら、日本を上手にまとめてくれるだろう!」と思う人を選んで、日本のリーダーを決めるんだ。
お仕事その4:国の仕事を見張ること(見張り番)
内閣総理大臣や、その部下である「大臣」たちが、ちゃんと仕事をしているか、国民のために働いているかをチェックする「見張り番」の役割もあるんだ。
これを「国政調査権」って言うんだけど、難しく考えなくて大丈夫。
「予算で決めたお金を、ちゃんと計画通りに使っていますか?」とか、「国民が困っている問題を解決するために、ちゃんと動いていますか?」って、厳しくチェックするんだ。
もし悪いことや、おかしなことをしていたら、「それはダメだよ!」って注意することができるんだ。これも国民の代表としての大切な仕事だね。
衆議院と参議院ってどう違うの?【熱血チームと冷静チーム】




国会が「衆議院(しゅうぎいん)」と「参議院(さんぎいん)」の二つに分かれていることを、「二院制(にいんせい)」って言うんだ。
じゃあ、どうしてわざわざ二つのチームに分かれているんだろう?
それは、一つのチームだけで大事なことを決めちゃうと、もしかしたら間違いがあったり、大事なことを見落としたりするかもしれないからなんだ。
二つのチームで話し合って、お互いにチェックすることで、より慎重に、より良い決定ができるようになるんだよ。
じゃあ、それぞれのチームの特徴を見てみよう!
衆議院は「熱血で行動が早いお兄さんチーム」
まず衆議院は、国民の「今、こうしてほしい!」という声を、素早く政治に反映させるチームなんだ。
衆議院議員の任期(お仕事をする期間)は4年で、参議院より短いんだ。
それに、「解散」といって、4年たたないうちに選挙をやり直すこともあるんだよ。
だから、いつも国民の意見に耳をかたむけて、スピーディーに動くことが求められるんだ。
サッカーで例えるなら、どんどん前に出て点を取るフォワードみたいな役割だね。
それに、衆議院は参議院よりも少しだけ強い力を持っているんだ。「衆議院の優越」って言うんだけど、とっても大事なこと(例えば予算とか)を先に話し合ったり、意見が分かれたときに最終的に衆議院の意見が通りやすくなっていたりするんだよ。
参議院は「冷静でじっくり考えるお姉さんチーム」
一方、参議院は、衆議院が決めたことに対して、「本当にそれで大丈夫かな?」ともう一度じっくり考えるチームなんだ。
参議院議員の任期は6年と長くて、衆議院のような解散もないんだ。
だから、目先の人気や意見に流されずに、長い目で見て「本当に日本のために良いことか」を冷静に判断することができるんだよ。
サッカーで例えるなら、後ろから全体を見て、チームを守るディフェンダーやゴールキーパーみたいな役割だね。




まとめ








国会議員は、私たち国民の代表選手です。
主な役割は、みんなが安全で幸せに暮らすためのルール(法律)を作ったり、税金という大切なお金の使い道(予算)を決めたりすることでしたね。
そして、国会には「衆議院」と「参議院」という二つのチームがあります。
国民の意見を素早く政治に反映させる熱血な衆議院と、その決定をじっくり冷静にチェックする参議院が、お互いに協力し合うことで、より良い国づくりを目指しているんでした。
国会議員は、選挙によって私たち国民が選んでいます。
つまり、国の未来をどうするかは、私たち一人ひとりの選択にかかっている、ということでもあります。
まだ選挙には行けないみんなも、これからニュースを見るときに「あ、今、国会議員さんたちが法律の話をしているんだな」とか「これは予算の話かな?」なんて考えながら見てみると、もっと政治が面白く感じられるかもしれません。
お父さんやお母さんと一緒に、私たちの未来について話してみるのも、とても素敵なことだと思いますよ。


