奈良公園に行くと、たくさんの鹿さんが出迎えてくれるよね。
その奥にある、とってもきれいな朱色の神社が「春日大社」だよ。
今日は、この春日大社が一体どんな場所なのか、どうして鹿さんが大切にされているのか、その歴史と見どころを一緒に探検してみよう。
この記事を読めば、春日大社が100倍楽しくなること間違いなし。
難しい言葉は使わないから、安心してついてきてね。







春日大社ってどんなところ?すごい歴史を学ぼう!





当時の日本でとっても力を持っていた「藤原(ふじわら)氏」という一族が、自分たちの一族と、国全体を守ってもらうために神様をおまつりしたのが、春日大社の始まりなんだよ。
藤原氏は、学校でいうと、みんなをまとめる生徒会長みたいな、とても偉い人たちだったんだ。
その偉い人たちが、「都とみんなの平和を守ってください」とお願いするために、この大切な場所に神社を建てたんだね。









みんなの家も、古くなったら壁紙を張り替えたり、お風呂を新しくしたりするよね。
それと同じで、神様のおうちもいつもピカピカで清らかな状態にしておくことで、神様の力も新しく、そして強くなると信じられてきたんだ。
このお引越しのおかげで、昔の建物の作り方や技術が、職人さんたちによってずっと今まで受け継がれてきたんだよ。
だから、私たちは1300年前とほとんど変わらない、美しい建物を今でも見ることができるんだ。
これは本当にすごいことなんだよ。
どうして鹿がたくさんいるの?神様との深い関係





春日大社ができたときのお話が関係しているんだ。
春日大社におまつりされている神様の一人、「タケミカヅチノミコト」という神様は、もともと茨城県にある鹿島神宮(かしまじんぐう)という場所にいたんだ。
その神様が奈良の地へやってくるとき、なんと白い鹿の背中に乗って旅をしてきた、という伝説があるんだよ。
まるで、おとぎ話の王子様が白馬に乗ってくるみたいで、かっこいいよね。




昔は、もし間違って鹿を傷つけたりしたら、すごく重い罰を受けた時代もあったんだよ。
今では「国の天然記念物」にも指定されていて、みんなで大切に守っているんだ。
だから奈良公園や春日大社の鹿さんたちは、人を怖がらずにのんびり過ごしているんだね。
鹿せんべいをあげるときも、「どうぞ」って優しくあげると、鹿さんもおじぎをしてくれることがあるよ。
でも、鹿せんべい以外の人間のお菓子は絶対にあげちゃダメだよ。
鹿さんがお腹を壊してしまうから、これは大切なお約束だね。
見逃せない!春日大社のすごい見どころベスト5



春日大社はとっても広いから、どこから見たらいいか迷っちゃうかもしれないよね。
でも、これから紹介する5つのポイントをおさえておけば、春日大社の魅力をたっぷり感じることができるよ。
第1位:心をうばわれる「朱色の建物」
春日大社といえば、やっぱりこの鮮やかな朱色だよね。
森の深い緑の中に、この朱色の建物が並んでいる景色は、本当に絵みたいに美しいんだ。
この朱色には、実は悪いものや災いから神様を守る「魔除け」の意味があるとも言われているんだよ。
きれいなだけじゃなくて、ちゃんと意味があるんだね。
第2位:みんなの願いがこもった「たくさんの燈籠(とうろう)」
春日大社の参道や建物の周りを歩いていると、石や金属でできたたくさんの燈籠があるのに気づくはず。
その数、なんと約3000基もあるんだ!
これは、昔の人たちが「家族が元気でいられますように」とか「仕事がうまくいきますように」といった願いを込めて、神社に奉納したものなんだ。
年に2回だけ、この全ての燈籠に火がともされる「万燈籠(まんとうろう)」という行事があって、その景色は夢のように幻想的だよ。
第3位:特別な建物「御本殿(ごほんでん)」
南門をくぐった先にある、一番大切な場所が御本殿だよ。
ここには、さっき話したタケミカヅチノミコトを含む、4人の神様がまつられているんだ。
この建物は「春日造(かすがづくり)」という、春日大社独特の特別な建築様式で建てられていて、日本の神社の建物の歴史の中でもすごく重要なんだ。
小さいけれど、とても美しくて力強い雰囲気を感じられるはずだよ。
第4位:地面に届きそうな「砂ずりの藤」
春の終わりごろ、4月下旬から5月上旬にかけて春日大社を訪れるなら、絶対に見てほしいのが藤の花だよ。
特に有名なのが「砂ずりの藤」と呼ばれる藤の木で、その名の通り、花の房が地面の砂に届くくらい長くなるんだ。
紫色のカーテンみたいで、とってもきれいだよ。
この藤は樹齢700年以上とも言われていて、長い間たくさんの人々に愛されてきたんだ。
第5位:縁結びの神様「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)」
御本殿だけでなく、春日大社の広い敷地の中にはたくさんの小さな神社があるんだ。
その中でも人気なのが、日本で唯一、ご夫婦の神様をおまつりしている夫婦大國社だよ。
ここは「縁結び」や「夫婦円満」の神様として有名で、ハートの形をしたピンクの絵馬がたくさん奉納されているんだ。
かわいいお守りもたくさんあるから、お土産にもぴったりだね。
まとめ:歴史と自然が息づく場所へ出かけよう!






春日大社は、約1300年もの長い間、日本の平和と人々の幸せを祈る大切な場所であり続けてきました。
そして、神様の使いである鹿さんと、美しい自然が一体となった、世界でも珍しい神社です。
この記事で学んだことを思い出しながら春日大社を歩けば、きっと今までとは違う発見がたくさんあるはずだよ。
- 春日大社の歴史:約1300年前、都と人々を守るために藤原氏によって建てられた。
- 鹿との関係:神様が白い鹿に乗ってやってきた伝説から、神様の使いとして大切にされている。
- すごい見どころ:美しい朱色の建物、約3000の燈籠、春日造の御本殿など見どころがたくさん。
次に奈良へ行くときは、ぜひ家族みんなで春日大社を訪れてみてね。
そして、神様や鹿さんたちに「こんにちは」って挨拶しながら、その素晴らしい歴史と空気を感じてみてほしいな。

