【小学生でもわかる】春日大社の歴史と見どころを徹底解説!

春日大社見どころ 歴史・社会
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奈良公園に行くと、たくさんの鹿さんが出迎えてくれるよね。

その奥にある、とってもきれいな朱色の神社が「春日大社」だよ。

今日は、この春日大社が一体どんな場所なのか、どうして鹿さんが大切にされているのか、その歴史と見どころを一緒に探検してみよう。

この記事を読めば、春日大社が100倍楽しくなること間違いなし

難しい言葉は使わないから、安心してついてきてね。

先生
先生
こんにちは、だいちくん、さくらちゃん。
先生
先生
今日は奈良にある世界遺産、「春日大社」について一緒に勉強していこうね。
だいち
だいち
春日大社って、鹿がいっぱいいるところだよね?
さくら
さくら
朱色でとってもきれいな建物だよね。
さくら
さくら
でも、いつ誰が建てたのかは知らないな。
先生
先生
いい質問だね。
先生
先生
まずは春日大社がどうして建てられたのか、そのすごい歴史から見ていこうか。
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春日大社ってどんなところ?すごい歴史を学ぼう!

先生
先生
春日大社が建てられたのは、今から約1300年も前の奈良時代なんだ。
だいち
だいち
1300年前!?
だいち
だいち
想像もつかないくらい大昔だ!
先生
先生
そうだよね。
先生
先生
その頃、日本の都は奈良にあって、「平城京(へいじょうきょう)」と呼ばれていたんだ。

当時の日本でとっても力を持っていた「藤原(ふじわら)氏」という一族が、自分たちの一族と、国全体を守ってもらうために神様をおまつりしたのが、春日大社の始まりなんだよ。

藤原氏は、学校でいうと、みんなをまとめる生徒会長みたいな、とても偉い人たちだったんだ。

その偉い人たちが、「都とみんなの平和を守ってください」とお願いするために、この大切な場所に神社を建てたんだね。

さくら
さくら
へぇー!
さくら
さくら
みんなを守るための場所だったんだね。
先生
先生
その通り。
先生
先生
そして春日大社には、とってもユニークな伝統があるんだ。
先生
先生
それは「式年造替(しきねんぞうたい)」といって、約20年に一度、神様のお社を新しく建て替えることなんだ。
だいち
だいち
えっ、壊しちゃうの?
だいち
だいち
もったいない!
先生
先生
ふふふ、そう思うよね。
先生
先生
でもこれには深い意味があるんだ。

みんなの家も、古くなったら壁紙を張り替えたり、お風呂を新しくしたりするよね。

それと同じで、神様のおうちもいつもピカピカで清らかな状態にしておくことで、神様の力も新しく、そして強くなると信じられてきたんだ。

このお引越しのおかげで、昔の建物の作り方や技術が、職人さんたちによってずっと今まで受け継がれてきたんだよ。

だから、私たちは1300年前とほとんど変わらない、美しい建物を今でも見ることができるんだ。

これは本当にすごいことなんだよ。

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どうして鹿がたくさんいるの?神様との深い関係

だいち
だいち
先生、一番聞きたかったことがあるんだ!
だいち
だいち
どうして春日大社にはあんなにたくさんの鹿がいるの?
さくら
さくら
人に慣れてて、全然逃げないよね。
先生
先生
それはね、春日大社の鹿がただの動物ではないからなんだ。
先生
先生
実は、鹿は「神様の使い」とされている、とっても神聖な生き物なんだよ。

春日大社ができたときのお話が関係しているんだ。

春日大社におまつりされている神様の一人、「タケミカヅチノミコト」という神様は、もともと茨城県にある鹿島神宮(かしまじんぐう)という場所にいたんだ。

その神様が奈良の地へやってくるとき、なんと白い鹿の背中に乗って旅をしてきた、という伝説があるんだよ。

まるで、おとぎ話の王子様が白馬に乗ってくるみたいで、かっこいいよね。

だいち
だいち
神様を乗せてきたの!?
さくら
さくら
じゃあ、今いる鹿さんたちは、その時の鹿の子孫なのかな?
先生
先生
そう考えられているんだ。
先生
先生
だから、奈良の人々は昔から鹿を「神様の使い」として、とっても大切に保護してきたんだ。

昔は、もし間違って鹿を傷つけたりしたら、すごく重い罰を受けた時代もあったんだよ。

今では「国の天然記念物」にも指定されていて、みんなで大切に守っているんだ。

だから奈良公園や春日大社の鹿さんたちは、人を怖がらずにのんびり過ごしているんだね。

鹿せんべいをあげるときも、「どうぞ」って優しくあげると、鹿さんもおじぎをしてくれることがあるよ。

でも、鹿せんべい以外の人間のお菓子は絶対にあげちゃダメだよ。

鹿さんがお腹を壊してしまうから、これは大切なお約束だね。

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見逃せない!春日大社のすごい見どころベスト5

だいち
だいち
歴史も鹿さんのこともよくわかった!
さくら
さくら
今度お父さんたちと行くとき、どこを見たら一番楽しめるかな?
先生
先生
じゃあ、先生が選ぶ「春日大社の見どころベスト5」を紹介しよう!

春日大社はとっても広いから、どこから見たらいいか迷っちゃうかもしれないよね。

でも、これから紹介する5つのポイントをおさえておけば、春日大社の魅力をたっぷり感じることができるよ。

第1位:心をうばわれる「朱色の建物」

春日大社といえば、やっぱりこの鮮やかな朱色だよね。

森の深い緑の中に、この朱色の建物が並んでいる景色は、本当に絵みたいに美しいんだ。

この朱色には、実は悪いものや災いから神様を守る「魔除け」の意味があるとも言われているんだよ。

きれいなだけじゃなくて、ちゃんと意味があるんだね。

第2位:みんなの願いがこもった「たくさんの燈籠(とうろう)」

春日大社の参道や建物の周りを歩いていると、石や金属でできたたくさんの燈籠があるのに気づくはず。

その数、なんと約3000基もあるんだ!

これは、昔の人たちが「家族が元気でいられますように」とか「仕事がうまくいきますように」といった願いを込めて、神社に奉納したものなんだ。

年に2回だけ、この全ての燈籠に火がともされる「万燈籠(まんとうろう)」という行事があって、その景色は夢のように幻想的だよ。

第3位:特別な建物「御本殿(ごほんでん)」

南門をくぐった先にある、一番大切な場所が御本殿だよ。

ここには、さっき話したタケミカヅチノミコトを含む、4人の神様がまつられているんだ。

この建物は「春日造(かすがづくり)」という、春日大社独特の特別な建築様式で建てられていて、日本の神社の建物の歴史の中でもすごく重要なんだ。

小さいけれど、とても美しくて力強い雰囲気を感じられるはずだよ。

第4位:地面に届きそうな「砂ずりの藤」

春の終わりごろ、4月下旬から5月上旬にかけて春日大社を訪れるなら、絶対に見てほしいのが藤の花だよ。

特に有名なのが「砂ずりの藤」と呼ばれる藤の木で、その名の通り、花の房が地面の砂に届くくらい長くなるんだ。

紫色のカーテンみたいで、とってもきれいだよ。

この藤は樹齢700年以上とも言われていて、長い間たくさんの人々に愛されてきたんだ。

第5位:縁結びの神様「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)」

御本殿だけでなく、春日大社の広い敷地の中にはたくさんの小さな神社があるんだ。

その中でも人気なのが、日本で唯一、ご夫婦の神様をおまつりしている夫婦大國社だよ。

ここは「縁結び」や「夫婦円満」の神様として有名で、ハートの形をしたピンクの絵馬がたくさん奉納されているんだ。

かわいいお守りもたくさんあるから、お土産にもぴったりだね。

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まとめ:歴史と自然が息づく場所へ出かけよう!

先生
先生
さあ、今日は春日大社の歴史と見どころについてたくさん学んだけど、どうだったかな?
だいち
だいち
すごく面白かった!
だいち
だいち
ただ鹿がいるきれいな神社だと思ってたけど、1300年も前からみんなを守ってきたすごい場所なんだってわかったよ。
さくら
さくら
燈籠の一つ一つに昔の人の願いがこもってるって話、素敵だなって思った。
先生
先生
二人とも、よく学んでくれたね。
先生
先生
その通り、春日大社はただ古いだけじゃないんだ。

春日大社は、約1300年もの長い間、日本の平和と人々の幸せを祈る大切な場所であり続けてきました。

そして、神様の使いである鹿さんと、美しい自然が一体となった、世界でも珍しい神社です。

この記事で学んだことを思い出しながら春日大社を歩けば、きっと今までとは違う発見がたくさんあるはずだよ。

  • 春日大社の歴史:約1300年前、都と人々を守るために藤原氏によって建てられた。
  • 鹿との関係:神様が白い鹿に乗ってやってきた伝説から、神様の使いとして大切にされている。
  • すごい見どころ:美しい朱色の建物、約3000の燈籠、春日造の御本殿など見どころがたくさん。

次に奈良へ行くときは、ぜひ家族みんなで春日大社を訪れてみてね。

そして、神様や鹿さんたちに「こんにちは」って挨拶しながら、その素晴らしい歴史と空気を感じてみてほしいな。