
先生
今日は、たくさんの赤い鳥居で有名な「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」について、一緒に探検してみようね。

だいち
伏見稲荷大社って、あの鳥居がたくさん並んでトンネルみたいになってるところだよね。

さくら
テレビで見たことあるけど、どうしてあんなに鳥居があるの。

先生
良い質問だね、さくらちゃん。

先生
この記事では、そんな伏見稲荷大社のふしぎな歴史や、千本鳥居のひみつ、そして他にもたくさんある面白い見どころを、日本一わかりやすく解説していくよ。
この記事を読めば、伏見稲荷大社がどんな場所で、どうしてこんなに人気があるのかが、すっかりわかるようになるからね。
先に結論を言うと、伏見稲荷大社は、お米と商売の神様をお祭りしている、1300年以上も続くとても古い神社で、たくさんの赤い鳥居が並ぶ「千本鳥居(せんぼんとりい)」が一番の見どころなんだ。
伏見稲荷大社ってどんなところ?1300年の長ーい歴史の物語

先生
じゃあ、さっそく伏見稲荷大社の歴史から見ていこうか。

先生
この神社の歴史は、みんなが生まれるずっとずっと前、今からなんと1300年以上も前に始まるんだ。

だいち
1300年って、想像もつかないくらい昔だね。

先生
711年という年に、秦(はた)さんという一族の人が、この稲荷山(いなりやま)に神様をお祭りしたのが始まりと言われているんだ。

さくら
その時は、何の神様をお願いしたの。

先生
「稲荷」という名前の通り、最初はお米がたくさんとれるように願う神様だったんだよ。

先生
昔は今みたいにお金がなかったから、お米がお金の代わりでもあったんだ。

先生
だから、お米がたくさんとれることは、人々にとってすごくすごく大事なことだったんだね。
お米は、みんなが毎日食べるご飯のことだよね。
それがたくさんあるということは、お腹いっぱい食べられるし、他のものと交換することもできる。
つまり、お米がたくさんとれる神様は、みんなを豊かにしてくれる、とってもありがたい神様だったんだ。

だいち
お米の神様だったんだね。

先生
その通り。

先生
でも、時代が進んで、人々がお米だけじゃなく、お店で物を売ったり買ったりするようになると、伏見稲荷大社の神様は新しい力を持つようになったんだ。

先生
それが「商売繁盛(しょうばいはんじょう)」、つまりお店の商売がうまくいきますように、というお願いを叶えてくれる力だよ。

さくら
お米の神様から、商売の神様に変身したんだ。

先生
そういうことだね。

先生
全国のお店屋さんや会社の社長さんたちが、「お客さんがたくさん来ますように」「会社が大きくなりますように」ってお願いしに来るようになったんだ。

先生
だから今でも、伏見稲荷大社は商売をしている人たちから、とても大切にされているんだよ。

先生
昔の偉い武将、豊臣秀吉(とよとみひでよし)も、お母さんの病気が治るようにここでお祈りしたんだ。

先生
その願いが叶ったお礼に、立派な門をプレゼントしたんだよ。

先生
このように、伏見稲荷大社は、長い時間をかけて、たくさんの人々の願いと共に成長してきた、とても歴史のある大切な場所なんだ。
なぜこんなにたくさん?千本鳥居のびっくりするひみつ

だいち
先生、やっぱり一番気になるのは、あの赤い鳥居のトンネルだよ。

だいち
「千本鳥居」って言うんだよね。

先生
そうだね、伏見稲荷大社といえば、やっぱり千本鳥居だよね。

先生
でも、実は、鳥居の数は千本どころじゃないんだ。

先生
神社全体では、なんと1万基以上もあると言われているんだよ。

さくら
い、一万本以上。

さくら
どうしてそんなにたくさんあるの。

先生
それはね、さっき話した「商売繁盛」と深く関係があるんだ。

先生
この鳥居は、神様にお願いごとが叶った人たちが、「ありがとうございました!」というお礼の気持ちを込めて神社にプレゼントしたものなんだ。

先生
これを「奉納(ほうのう)する」って言うんだよ。
例えば、みんながお手伝いをしておこづかいをもらったら、「ありがとう」って言うよね。
それと同じように、商売がうまくいった会社の社長さんたちが、「神様のおかげで、たくさんお客さんが来てくれました。ありがとうございます!」という気持ちで、鳥居を建てているんだ。
江戸時代くらいから、この習慣がどんどん広がって、今では山全体が鳥居でいっぱいになったんだ。

だいち
じゃあ、鳥居が一本一本、誰かの「ありがとう」でできてるってこと。

だいち
そう考えると、なんだかすごいね。

先生
鳥居の裏側を見てごらん。

先生
そこには、鳥居を奉納した人の名前と、建てた日付が書いてあるんだ。

先生
これを見れば、いつの時代の、どんな人がお礼をしたのかがわかるんだよ。

さくら
どうして鳥居は赤色なの。

先生
これも大事なポイントだね。

先生
この赤色は「朱色(しゅいろ)」と言って、昔から悪い力や病気から人々を守ってくれる色だと信じられているんだ。

先生
それに、太陽や命の力強さを表す色でもあるんだよ。
そして、この鳥居のトンネルをくぐることにも意味があるんだ。
願い事が「通る(とおる)」という言葉と、鳥居のトンネルを「通る(とおる)」という言葉をかけているんだ。
一種のダジャレみたいだけど、鳥居をくぐりながらお願いごとをすると、願いが叶いやすくなるって言われているんだよ。
たくさんの感謝の気持ちがこもった赤いトンネルをくぐると、なんだか不思議なパワーがもらえそうだよね。
千本鳥居だけじゃない!伏見稲荷大社のワクワク見どころスポット

さくら
千本鳥居のひみつがよくわかったわ。

さくら
鳥居以外にも、何かおもしろいところはあるの。

先生
もちろんだよ。

先生
伏見稲荷大社は、千本鳥居以外にもワクワクする見どころがいっぱいあるんだ。

先生
いくつか紹介するから、行ったときにぜひ探してみてね。
願いが叶うか占える?ふしぎな「おもかる石」

先生
まずは、自分の願いが叶うかどうかを占える、ちょっと不思議な石を紹介するね。

先生
その名も「おもかる石」。

だいち
おもかる石。

だいち
面白い名前だね。

先生
これは、奥社奉拝所(おくしゃほうはいしょ)という場所にある一対の石灯籠(いしどうろう)のことなんだ。

先生
占い方は簡単だよ。

先生
まず、石灯籠の前で自分の願い事をお祈りするんだ。

先生
そして、その上の丸い石(空輪(くうりん)って言うんだ)をそっと持ち上げてみる。

先生
この時、自分が想像していたよりも石が「軽く」感じたら、その願いは近いうちに叶うと言われているんだ。

先生
逆に、「重い」と感じたら、願いが叶うまでには、もう少し努力が必要かもしれない、というサインなんだって。

だいち
へぇー、面白そう。

だいち
ぼくもやってみたい。
神様のお使い「お狐(きつね)さま」を探そう

先生
次に注目してほしいのは、神社のあちこちにいる、キツネの像だよ。

さくら
キツネさんだ。

さくら
どうしてキツネがいるの。

先生
稲荷大神様のお使いが、キツネだと考えられているからなんだ。

先生
だから「お狐さま」って呼ばれて、とても大切にされているんだよ。

先生
みんなの願いを神様に届けてくれる、メッセンジャーみたいな存在なんだ。

先生
よく見ると、キツネたちが口に何かをくわえているのがわかるかな。

だいち
本当だ。

だいち
何か棒みたいなのをくわえてる。

先生
それはね、それぞれ意味があるんだよ。
- 稲穂(いなほ):お米がたくさんとれることを表しているよ。
- 巻物(まきもの):神様の知恵や教えが書かれているんだ。
- 鍵(かぎ):豊かになるための蔵の鍵だよ。
- 玉(たま):神様のすごい力を象徴しているんだ。

先生
どのキツネが何をくわえているか、探しながら歩くのも楽しいよ。
山のてっぺんを目指せ!「お山めぐり」

先生
もし元気と時間があったら、稲荷山をぐるっと一周する「お山めぐり」に挑戦してみるのもおすすめだよ。

さくら
大変そう。

先生
全部回ると2時間くらいかかるから、少し大変かもしれないね。

先生
でも、山全体が神様のいる神聖な場所と考えられていて、たくさんの小さな社(やしろ)や不思議な雰囲気の場所がたくさんあるんだ。

先生
途中の「四ツ辻(よつじ)」という場所まで行くだけでも大丈夫。

先生
そこからの景色は本当にきれいで、京都の街並みを一望できる絶景スポットなんだ。

先生
ハイキング気分で、山の新鮮な空気を吸いながら歩くのは、とても気持ちがいいよ。
伏見稲荷大社をもっと楽しむための豆ちしきクイズ!

先生
さあ、ここまでで伏見稲荷大社のことをたくさん学んできたね。

先生
最後に、みんなが伏見稲荷大社博士になれたか、クイズで力試しをしてみよう。
第1問
伏見稲荷大社ができたのは、今から約何年前でしょう?
- 約100年前
- 約500年前
- 約1300年前

先生
正解は、(3)の約1300年前だよ。

先生
みんなのおじいちゃんのおじいちゃん…をずーっとさかのぼっても足りないくらい、とっても昔からあるんだ。
第2問
有名な「千本鳥居」ですが、実際には全部でどのくらいの数の鳥居があると言われているでしょう?
- ぴったり千本
- 約五千本
- 一万基以上

先生
正解は、(3)の一万基以上なんだ。

先生
みんなの感謝の気持ちで、今も少しずつ増え続けているから、正確な数は誰にもわからないんだって。

先生
すごいよね。
第3問
伏見稲荷大社で、神様のお使いとされている動物は何でしょう?
- ねこ
- きつね
- たぬき

先生
これは簡単だったかな。

先生
正解は(2)のきつねだよ。

先生
白いキツネで「白狐(びゃっこ)さん」とも呼ばれて、みんなの願いを神様に届けてくれるんだ。
第4問
願い事が叶うかどうかを占う、持ち上げて重さを試す石の名前は何でしょう?
- おもかる石
- かるおも石
- どっちかな石

先生
最後の問題だよ。

先生
正解は(1)のおもかる石だね。

先生
行く前に何をお願いするか、しっかり考えておくと、スムーズに占えるから覚えておこうね。

先生
みんな、全問正解できたかな。

先生
これで伏見稲荷大社に行くのが、もっともっと楽しみになったんじゃないかな。
まとめ

先生
今日は、伏見稲荷大社の長い歴史や、千本鳥居のひみつ、そして色々な見どころについて一緒に学んだけど、どうだったかな。

だいち
すっごく面白かった。

だいち
ただの鳥居のトンネルだと思ってたけど、一つ一つに「ありがとう」の気持ちがこもってるって知って、感動したよ。

さくら
私も。

さくら
おもかる石で願い事を占ったり、キツネさんが何をくわえているか探したり、早く行ってみたくなったわ。
今日のポイントを最後におさらいしておこうね。
- 伏見稲荷大社は、1300年以上前にできた、お米と商売の神様がいる神社。
- 千本鳥居は、願いが叶った人たちの「ありがとう」の気持ちで建てられたもので、一万基以上もある。
- 鳥居をくぐるのは、願い事が「通る」ようにという願いが込められている。
- 見どころは他にも、「おもかる石」での願い事占いや、神様のお使い「お狐さま」探し、「お山めぐり」など、たくさんある。

先生
伏見稲荷大社は、ただきれいなだけじゃなくて、たくさんの人々の歴史や願いが詰まった、とてもパワーのある場所なんだ。

先生
次に訪れる時は、今日学んだことを思い出しながら歩いてみてね。

先生
そうすれば、鳥居の色やキツネの表情が、いつもと違って見えるかもしれないよ。

先生
ぜひ、家族やお友達と一緒に探検して、君だけの発見をしてみてね。