この記事では、彦根城のすごい歴史と、ワクワクする見どころを、日本一わかりやすく解説していくよ。
難しい言葉は一切使わないから、小学生のみんなも、お父さんやお母さんも、安心して読んでほしいな。
さあ、時をこえる冒険に出発だ！
彦根城ってどんなお城？すごい歴史を冒険しよう！
彦根城は、ただの大きなお城じゃないんだ。
実は、日本に５つしかない「国宝」のお城の１つなんだよ。
国宝っていうのは、国が決めた「特に価値のある宝物」ってこと。
学校で使う貴重な資料みたいなものだね。
考えてみて。
400年の間には、大きな地震があったり、戦争があったり、大変なことがたくさんあったんだ。
でも、彦根城はそのすべてを乗り越えて、昔のままの姿でドシッと立っている。
まるで、どんな嵐にも負けない、強くて優しいおじいちゃんみたいだよね。
これは、学校の文化祭でみんながクラスごとに役割分担して、一つのお店を完成させるのに似ているかな。
たくさんの人が力を合わせたから、こんなに立派で丈夫なお城ができたんだね。
お城を建てた井伊家は、代々、徳川将軍を守るリーダーとして大活躍したんだ。
だから、彦根城も西の敵から江戸（今の東京）を守るための、とっても重要な「守りの要塞」としての役割があったんだよ。
彦根城の壁や石垣をよーく見ると、昔の武士たちがどんな工夫をして敵と戦おうとしていたのかがわかって、とっても面白いんだ。
ワクワクが止まらない！彦根城の絶対に見るべきポイント5選
1. おしゃれでカッコイイ！「天守（てんしゅ）」
屋根を見てごらん。
いろいろな形の飾りがたくさんついているでしょう？
これは「破風（はふ）」といって、まるでドレスのフリルみたいに、お城をおしゃれに見せているんだ。
こんなにたくさんの種類の破風を使っているお城は、とってもめずらしいんだよ。
中に入ると、階段がすごく急でびっくりするかもしれない。
これは、敵が簡単に登ってこれないようにするための工夫なんだ。
手すりをしっかり持って、昔の武士になった気分で登ってみよう。
一番上からの眺めは、まるで殿様になったみたいで最高だよ！
ただし、階段は本当に急だから、ふざけたりしないでゆっくり登り降りしてね。
2. まるで天秤みたい？「天秤櫓（てんびんやぐら）」
その形が、重さをはかる「天秤」にそっくりだから、この名前がついたんだよ。
この橋は「廊下橋（ろうかばし）」といって、もし敵が攻めてきたら、この橋を壊して先に進めなくする仕掛けになっているんだ。
お城のすごい防衛システムの一つだね。
3. 琵琶湖が見える絶景スポット！「西の丸三重櫓（にしのまるさんじゅうやぐら）」
天守の西側にある建物で、ここからは日本一大きな湖「琵琶湖」がよーく見えるんだ。
昔のお殿様も、ここからきれいな景色を眺めて、心をいやしていたのかもしれないね。
夕日が沈む時間は、空と湖がオレンジ色に染まって、息をのむほど美しいんだよ。
4. お殿様の気分でお散歩！「玄宮園（げんきゅうえん）」
大きな池の周りをゆっくりお散歩できるんだけど、池に映る彦根城の姿がまたカッコイイんだよ。
季節によって桜や紅葉が楽しめて、いつ行ってもきれいな景色が待っている。
園の中にはお茶屋さんもあるから、昔のお殿様みたいにお団子を食べながら休憩するのもいいね。
5. みんなの人気者！「ひこにゃん」に会おう！
でも、登場する時間と場所は日によって違うから、お城に着いたらまずスケジュールを確認するのがポイントだよ。
かわいいポーズをとってくれたり、ゆっくり歩く姿は、本当にいやされるよね。
会えたら最高の思い出になること間違いなしだ！
もっと彦根城が楽しくなる！知ってると自慢できる豆知識
1. 彦根城は「リサイクル」で出来ている！？
実は彦根城を建てるとき、もともと近くにあった別のお城、大津城や佐和山城といったお城の建物や石垣を「再利用」して作ったんだ。
昔の人も、使えるものは大事に使う「エコ」な考え方を持っていたんだね。
だから彦根城は、いろいろな場所の歴史がギュッと詰まった、特別な場所なんだよ。
2. どうして「ひこにゃん」は猫なの？
昔、彦根城のお殿様だった井伊直孝（いい なおたか）という人が、鷹狩りの帰りにお寺の前を通りかかったんだ。
すると、門の前で一匹の白猫が手招きをしていた。
不思議に思って直孝がお寺に入ると、急に空が暗くなって、激しい雷雨が！
猫のおかげで雨にぬれずにすんだ直孝は、とても感謝したんだって。
この「幸運を招いてくれた猫」の伝説がもとになって、ひこにゃんが生まれたんだよ。
ひこにゃんがかぶっている赤いかぶとは、井伊家の武士たちが使っていた「赤備え（あかぞなえ）」という、強さの象徴なんだ。
3. 登れない！？「のぼり石垣」の秘密
彦根城の山には、まるで龍が天に昇るみたいに、山の斜面をまっすぐ登っていく石垣があるんだ。
これは「のぼり石垣」といって、敵が山の横から回り込んでくるのを防ぐための、特別な壁なんだよ。
こんな石垣があるお城は日本でもとても珍しいから、見つけたらラッキーだよ。
昔の人の知恵って、本当にすごいよね。
まるで、ゲームのマップにある見えない壁みたいに、敵の動きを制限する仕掛けなんだ。
彦根城には、こういう「敵から城を守るための隠れた工夫」がたくさんあるから、探しながら歩くと冒険みたいで楽しいよ。
壁に空いている小さな穴「狭間（さま）」は、そこから鉄砲や弓矢で攻撃するためのものなんだ。
穴を見つけても、絶対に石などを投げ入れたりしないようにね。
まとめ
- 彦根城は、400年以上前の姿をそのまま残す、日本に５つしかない「国宝」のお城。
- おしゃれな「天守」や、景色が最高の「西の丸三重櫓」、美しい庭園「玄宮園」など、見どころがいっぱい。
- 人気者の「ひこにゃん」には、井伊家と猫の素敵な伝説が隠されている。
- お城には、敵から守るための「のぼり石垣」などのすごい工夫がたくさん隠されている。
お城の階段を一段一段のぼったり、石垣の力強さを手で触れたりすることで、きっと昔の人たちの気持ちが少しだけわかるはずだよ。
次の休日には、ぜひお父さんやお母さんと一緒に彦根城を訪れてみてね。
そして、今日学んだことを思い出しながら、自分だけのお気に入りスポットを見つけてほしいな。
