今日は、愛知県名古屋市にある「熱田神宮(あつたじんぐう)」について、一緒に楽しく学んでいこうね!
この記事を読めば、熱田神宮がどれだけすごい場所なのか、そして家族みんなで楽しめる見どころが、手に取るようにわかるようになるよ。
この記事では、日本の宝である『草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)』がまつられている、とっても大切な場所のひみつを、先生とだいち君、さくらちゃんと一緒に探検していくよ!

さあ、熱田神宮のふしぎな歴史の世界へ出発だ!

なんだか冒険みたいでわくわくする!

楽しみ!
そもそも熱田神宮ってどんな場所?すごい歴史をわかりやすく解説!



「神宮」っていうのは、天皇陛下のご先祖様や、日本の歴史にとって、とってもとっても大切な神様がまつられている、特別な神社につけられる名前なんだ。
みんなが知っている伊勢神宮もその一つだよ。
熱田神宮は、その伊勢神宮と同じくらい、日本人にとってすごく大事な場所なんだ。
なんと、今から約1900年も前に建てられたと言われているんだから、びっくりだよね。
学校の体育館が何十個も入っちゃうくらい広い森の中に、静かにたたずんでいるんだよ。
じゃあ、どうしてそんなに大切にされているんだろう?
その一番の理由は、熱田神宮にまつられている「ある宝物」にあるんだ。

どんな宝物なの?

三種の神器って聞いたことあるかな?
これは、日本の天皇陛下が代々受けつぐ、三つの宝物のことなんだ。
例えるなら、王様が持っている最強のアイテムセットみたいなものだね。
そのセット内容は、鏡と、玉と、そして剣。
そのうちの「剣」が、ここ熱田神宮に大切に保管されているんだ。
この剣には、おもしろい物語があるんだよ。
昔々、ヤマトタケルノミコトという、ものすごく強いヒーローがいたんだ。
彼がある冒険に出たとき、悪い敵にだまされて、広い野原で火に囲まれて大ピンチになったんだ。
もうだめだ!と思ったその時、ヤマトタケルノミコトが持っていた剣が、ひとりでに動き出して周りの草をなぎはらって、火を消し止めてくれたんだって。
この出来事から、この剣は「草をなぎはらう剣」、つまり「草薙神剣」と呼ばれるようになったんだ。
ヤマトタケルノミコトは、この剣のおかげで何度もピンチを切り抜けたんだよ。
そして、冒険のあと、この大切な剣を今の熱田の地にまつったのが、熱田神宮のはじまりだと言われているんだ。

剣が自分で動いて助けてくれるなんて、アニメみたいだね!

だから熱田神宮は、ただの古い神社じゃなくて、日本のヒーローと伝説の剣の物語がつまった、ロマンあふれる場所なんだよ。
ここは絶対見ておこう!熱田神宮の必見パワースポット5選


どこに行けばいいの?

先生が選んだ、パワーをもらえるスポットを5つ紹介しよう!
1.本宮(ほんぐう)
まずは、一番大切な場所、「本宮」だね。
ここが、さっきお話しした「草薙神剣」がまつられている、熱田神宮の中心だよ。
大きな鳥居をくぐって、静かな森の道を歩いていくと、一番奥にどっしりとかまえている建物が本宮だ。
神様にご挨拶をする場所だから、まずはここで静かにお参りをしようね。
お参りの仕方は、「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)」が基本だよ。
まず2回深くおじぎをして、次に2回手をたたいて、最後にもう1回深くおじぎをするんだ。
日ごろの感謝の気持ちを伝えるのがポイントだよ。
2.信長塀(のぶながべい)
次に見てほしいのが、「信長塀」だよ。
これは、みんなも歴史の授業で習う、あの有名な武将・織田信長がプレゼントした土の壁なんだ。
昔、信長が「桶狭間の戦い」という、とっても大事な戦いの前に、熱田神宮にお参りして「どうか勝てますように!」とお願いしたんだ。
そしたら見事に大勝利!
そのお礼として、「神様、ありがとうございました!」という気持ちをこめて、この立派な壁をプレゼントしたんだって。
日本三大土塀の一つとも言われていて、400年以上も前の壁が今も残っているなんて、すごいことだよね。
3.大楠(おおくす)
境内には、たくさんの大きな木があるんだけど、その中でも特にパワーがすごいのが「大楠」だよ。
なんと、木の年齢は1000年以上!
みんなが生まれるずっとずっと前から、熱田神宮を見守ってきた木の神様みたいな存在だね。
昔、とても偉いお坊さんだった弘法大師(こうぼうだいし)という人が植えた、という伝説もあるんだ。
木の近くに行くと、なんだか不思議な空気を感じるかもしれないよ。
木の幹にそっと手をふれて、大きなパワーをもらおう。

ぼくのおじいちゃんのおじいちゃんの、そのまたずーっとおじいちゃんよりも年上だ!
4.こころの小径(こみち)
本宮の裏手には、「こころの小径」という、とっても静かで神聖な小道があるんだ。
ここは2012年まで、神主さんなど特別な人しか入れなかった場所なんだよ。
一番奥には、「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」という、熱田の神様の「荒魂(あらみたま)」という、パワフルな一面がまつられている場所があるんだ。
森の静けさと、きれいな空気に包まれて、心がすーっときれいになるような場所だよ。
ここは神聖な場所だから、おしゃべりはしないで、静かにお散歩するのがお約束だからね。
5.清水社(しみずしゃ)


それがこの「清水社」だよ。
このお社の奥から、きれいな水がわき出ているんだ。
この水で肌を洗うと、きれいになると言われているんだよ。
その理由は、ここにまつられている水の神様が、世界三大美女の一人である楊貴妃(ようきひ)と関係がある、という伝説があるからなんだ。
わき水の中にある石に、3回お水をかけると願いがかなうとも言われているよ。
ただし、このお水は飲むことはできないから、絶対に飲まないでね。
歴史だけじゃない!熱田神宮の楽しみ方ともっと知りたい豆知識

他にも楽しめるポイントがたくさんあるから、紹介していくね!

おなかがすいてきちゃった!
宝物館(ほうもつかん)で本物の刀を見る!
熱田神宮には、「宝物館」という博物館があるんだ。
ここには、全国から奉納された、たくさんの刀が展示されているんだよ。
その数、なんと約6000点!
刀って、ただの武器じゃなくて、すごく美しい芸術品なんだ。
ゲームやアニメに出てくるような、かっこいい刀の本物を見ることができるよ。
教科書に出てくるような有名な刀も展示されていることがあるから、刀が好きな人は絶対に見逃せない場所だね。
まるで歴史の美術館みたいで、大人も子供も夢中になっちゃうよ。
お土産にぴったり!「きよめ餅」を食べる
熱田神宮に来たら、ぜひ食べてほしい名物のお菓子があるんだ。
それが、「きよめ餅」。
やわらかいお餅を、なめらかな「こしあん」で包んだ、とっても上品でやさしい味のお菓子だよ。
神宮の近くにお店があって、そこで食べることもできるし、お土産に買って帰るのもいいね。
昔、神宮にお参りに来る人たちが、体を清めるために休憩したお茶屋さんがあったんだって。
そのお茶屋さんで出されていたお餅が、この「きよめ餅」のはじまりなんだ。
甘くておいしいお餅を食べれば、歩きつかれた体も元気いっぱいになるよ。

あんこ大好きだから、絶対に食べたいな!
森の中で食べる「宮きしめん」は特別!
お菓子だけじゃなくて、ごはんも食べられるんだ。
神宮の森の中には、「宮きしめん」というお店があるよ。
「きしめん」は、名古屋の名物で、平べったい麺が特徴のうどんみたいな食べ物なんだ。
静かな森の中で、鳥の声を聞きながら食べるきしめんは、他のお店で食べるのとは全然ちがう、特別な味がするんだよ。
外で食べるご飯って、なんだかいつもよりおいしく感じるよね。
お参りをしたあとに、みんなで熱々のきしめんを食べるのも、すごくいい思い出になると思うよ。
見つけたらラッキー?神様のお使い「にわとり」
熱田神宮の森を歩いていると、たまに、にわとりがトコトコ歩いているのを見かけることがあるんだ。
このにわとりたちは、ただのにわとりじゃないんだよ。
「神鶏(しんけい)」と呼ばれていて、神様のお使いだと言われているんだ。
昔、伊勢神宮からやってきた、という言い伝えもあるんだって。
自然にくらしているから、いつどこで会えるかはわからないんだ。
もし見かけることができたら、とってもラッキーだよ!
びっくりさせないように、そっと見守ってあげてね。

まとめ:熱田神宮で歴史とパワーを感じてみよう!

最後に、今日のポイントをふりかえってみよう!
熱田神宮は、こんなにすごい場所だったね。
- 約1900年前に建てられた、日本の歴史にとってすごく大切な神宮だよ。
- 三種の神器の一つ、伝説の剣「草薙神剣」がまつられている、日本有数のパワースポットなんだ。
- 織田信長がプレゼントした「信長塀」や、樹齢1000年の「大楠」など、歴史を感じる見どころがたくさんあるよ。
- お肌がきれいになると言われる「清水社」や、神聖な「こころの小径」など、不思議なパワーをもらえる場所もいっぱい。
- 歴史だけじゃなくて、宝物館でかっこいい刀を見たり、おいしい「きよめ餅」や「宮きしめん」を食べたりする楽しみもあるんだ。


今度、家族みんなで行ってみたいな!
大楠のパワーをもらって、きよめ餅も食べたい!

熱田神宮は、日本の大切な宝物を守りながら、わたしたちにたくさんのパワーと学びをくれる、本当にすばらしい場所なんだ。
今日のお話を聞いて、みんなも熱田神宮に行ってみたくなったんじゃないかな?
次は君たちが、熱田神宮の歴史を探検する冒険家だ!
ぜひ、お父さんやお母さんと一緒に訪れて、この記事で学んだことを自分の目で確かめてみてね!

